週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(1月28日)

今週の注意事項・・・先週は二次汚染やカキの生食による大規模なノロウイルス食中毒が多発していました。調理従事者の取り扱いに対する知識、健康管理、衛生管理はもちろんのこと調理器具の加熱殺菌を徹底しましょう。
厚労省は、来月7日まで食品衛生法15年ぶり改正で意見を募集しています。

先週は、複数人の集団ノロウイルス食中毒が報告されていました。今がピークですので、再度調理従事者の取り扱いに対する知識、健康管理、衛生管理はもちろんのこと調理器具の加熱殺菌を徹底しましょう。
 食をめぐる状況が変化する中、食品安全の確保のために厚生労働省は15年ぶりの食品衛生法改正を予定、改正の骨子案について国民の意見(パブリックコメント)を募集しています。
 骨子案には、
(1)広域の食中毒対策に国と自治体の連携強化
(2)健康食品などによる健康被害の報告義務化
(3)食品衛生管理の国際基準の導入
(4)食品のリコール情報の一元化
 などが盛り込まれました。
意見は、住所、氏名、電話番号、電子メールアドレスを明記し、「厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全企画課」宛てに、電子メールは電子政府の総合窓口(e-Gov)の「意見提出フォーム」、郵送は郵便番号100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2、FAX(03-3503-7965)のいずれかで提出。2月7日必着。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆埼玉県ふじみ野市フーズワン株式会社 の「ベルジェ・レコルテ マンゴープリン」 賞味期限の誤表記で回収
発生日 : 1月15日 (月)
原因食品等 : フーズワン株式会社販売のベルジェ・レコルテ マンゴープリン 22g×20個入り
要因 : 賞味期限の誤表記(正:18.6.9、誤:19.6.9)
予防.対策 : 本来の期限を経過した商品を喫食した場合、健康被害が想定されるため当該商品を自主的に回収

◆大阪府大阪市の飲食店で「とらふぐ城」ふぐの肝臓を提供し、営業停止に
発生日 : 1月24日 (水)
原因食品等 : ふぐの肝臓
要因 : 食品衛生法第6条第2号違反(ふぐの肝臓の提供)
予防.対策 : フグの体内に含まれるテトロドトキシン(TTX)食中毒の要因。肝臓等のフグの有毒部位の販売や提供は食品衛生法により禁止されています。

<食中毒>

◆埼玉県上里町の飲食店「鰻、天婦羅、しんかい」で飲食した27人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 1月19日 (金)
発生場所.症状 : 男女27人が下痢や嘔吐の症状
原因物質 : 25日までに患者16人と店の従業員1人からノロウイルスを検出
原因食品 : うなぎ丼や刺身など同店で出された食事
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 調理従事者等の検便検査、衛生指導、施設設備及び器具の清掃・消毒徹底

◆大分県竹田市の老舗割烹旅館「御宿割烹一竹」のカキ料理で12人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 1月20日 (土)
発生場所.症状 : "20日に男女12人が症状を訴えていることが分かり、そのうち5人の便からノロウイルス を検出
原因物質 : 5人の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 旅館で提供されたポン酢和えのカキの加熱が不十分
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : 二枚貝の取り扱い注意。中心温度75℃以上の加熱

◆広島県広島市の飲食店「かきと水晶焼 空」のカキ料理で4人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 1月21日 (日) ~22日 (月)
発生場所.症状 : 食事をした4人が下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 患者からノロウイルスを検出
原因食品 : 焼きガキ、カキ大葉巻き天ぷら、カキフライなど
処分 : 営業j禁止
予防.対策 : 二枚貝の取り扱い注意。中心温度75℃以上の加熱

◆岩手県陸前高田市の飲食店「公友館 俺っ家」のカキ料理で4人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 1月17日 (水)
発生場所.症状 : 男性4人が下痢や吐き気などなどの症状
原因物質 : 複数の患者の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 生ガキ、刺し身
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 施設設備及び器具の清掃・消毒徹底、食品の衛生的な取扱い及び調理従事者に対する衛生教育

◆長野県信濃町の旅館「黒姫ライジングサンホテル」の食事で86人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 1月13日 (土) ~14日 (日)
発生場所.症状 : 宿泊客86人が腹痛や嘔吐、発熱などの症状
原因物質 : 調理従業員2人から宿泊客と同じ型のノロウイルスを検出
原因食品 : 13日夕などに旅館で出された食事
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 施設設備及び器具の清掃・消毒徹底、食品の衛生的な取扱い及び調理従事者に対する衛生教育

◆千葉県千葉市の寿司店「鮨割烹みどり」の弁当で40人がノロウイルスによる食中毒
  発生日 : 1月3日 (水) ~4日 (木)
発生場所.症状 : 男女40人が下痢や吐き気などの症状
原因物質 : 客15人と店の従業員3からノロウイルスを検出
原因食品 : 今月3日から4日にかけて提供された弁当(松花堂弁当やにぎりずし)
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 二枚貝の取り扱い注意。75℃以上の加熱

◆新潟県佐渡市の「市立夷保育園」園児と職員計43人ががノロウイルスによる感染性胃腸炎
発生日 : 1月18日 (木) ~19日 (金)
発生場所.症状 : 園児ら43人が吐き気、嘔吐、下痢の症状
原因物質 : 園児3人、職員6人からノロウイルスを検出
原因食品 : 13日に店が調理した「鶏砂肝たたき」や天ぷらなどを食べた。
処分 : -
予防.対策 : 手洗いの励行や、嘔吐物などを処理する時には使い捨て手袋を使う。 健康管理の徹底。

◆愛媛県松山市の飲食店「なか武」で食事をした12人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 1月13日 (土)
発生場所.症状 : 12人が下痢や腹痛などの症状
原因物質 : 患者の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 13日に店が調理した「鶏砂肝たたき」や天ぷらなどを食べた。
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 生肉を調理する際には十分に加熱することや調理器具を熱湯消毒するなどの徹底

◆大阪府池田市の飲食店「とり焼き 鳥絆」で食事をした10人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 1月16日 (火)
発生場所.症状 : 腹痛や下痢などの症状
原因物質 : 5人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 加熱用のとり肉に十分火を通さず提供していた。
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 加熱用と表示されている肉の生食禁止。調理従事者に対する衛生教育徹底

◆熊本県熊本市の飲食店「焼きとりの軍ろく」で2人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 1月8日 (月) ~9日 (火)
発生場所.症状 : 2人が 腹痛、下痢発熱などの症状
原因物質 : 5人からカンピロバクターを検出
原因食品 : とり肉に十分火を通さず提供していた。
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : 生肉を調理する際には十分に加熱することや調理器具を熱湯消毒するなどの徹底

◆群馬県高崎市の飲食店「志摩」の食事でアニサキスによる食中毒
発生日 : 1月17日 (水)
発生場所.症状 : 40代の男性が、腹痛や下痢といった食中毒の症状
原因物質 : アニサキスを検出
原因食品 : 刺身(しめサバ等)
処分 : 1日間の営業停止 予防.対策 : アニサキスは酢やわさび、しょうゆでは死にませんが、マイナス20℃で24時間以上の冷凍または加熱により食中毒を防ぐことができる。

◆東京都八王子市の飲食店「こじま」で食事をした20人が粘液胞子虫(Unicapsula seriolae)による食中毒
発生日 : 1月17日 (水)
発生場所.症状 : 40代の男性が、腹痛や下痢といった食中毒の症状
原因物質 : 残品のカンパチからクドアの新種Unicapsula seriolaeの遺伝子を検出
原因食品 : 1月10日に当該施設で提供した食事及び調製した弁当(カンパチ
) 処分 : 1日間の営業停止
予防.対策 : マイナス20℃で4時間以上の冷凍、または、中心温度75℃5分以上の加熱