週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(11月13日)

今週の注意事項…<再確認>ノロウイルスは、毎年11月頃から流行が本格化します。感染力が非常に強く、ごくわずかなウイルスが体内に入るだけで感染するのが特徴で、二枚貝などの食品だけでなく、感染者のふん便や嘔吐物で汚れた手を介し、ドアノブなど身近な場所にウイルスが広がる二次汚染も多発しています。特に、日常生活、作業時における予防意識、危機管理意識が重要です。

何度も述べていますが、下痢・発熱・嘔吐などを引き起こすノロウイルスは、毎年11月頃から流行が本格化します。感染力が非常に強く、ごくわずかなウイルスが体内に入るだけで感染するのが特徴です。日常生活や調理作業時で、特に「トイレの使用方法」「手洗い」「嘔吐物の処理方法」の3つが、二次感染に対して予防意識、危機管理意識として重要です。
   ①手洗いは石鹸を使って20秒以上をかけて丁寧に洗う。また、アルコール消毒は手洗いの代用にはならず、手洗いと併用するのが有効。
   ②トイレで排便後にお尻を拭く際、トイレットペーパーで覆われていない親指の付け根が最も汚れやすい。長袖の場合は、袖口にも
     汚れが付着しやすいため、袖をまくるようにする。
   ③トイレを使用後、水を流すタイミングも感染予防の大きなポイント。排便や嘔吐した後、トイレのフタを閉めないで水を流すと、
     ウイルスが空中に飛散してしまうため、必ずフタを閉めて水を流すこと。
   ④嘔吐物を処理する時は、絶対に素手では触らない。嘔吐物に直接除菌しても効果 は薄いので、処理に使用したものは 嘔吐物と、
    一緒に処分し、処理後はしっかりと手洗いをする。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆ベルギー産生鮮チコリから「殺菌剤ジメトモルフ」を検出
発生日 : 11月8日 (水)
原因食品等 : 株式会社JALUX販売 ベルギー産チコリ
混入異物 : 殺菌剤ジメトモルフ
対策等 : ジメトモルフは、卵菌類(疫病、ベと病)に特異的に卓効を示し、優れた予防効果を示す。また感染後間もない菌の菌糸伸長も阻害することから、治療的に発病を阻止し病勢の進展を抑制する効果もある。今回、人の健康を損なうおそれのない量として定める量(0.01ppm)を超えてジメトモルフが検出されたため、保健所職員立会いの下廃棄した。

◆イオン九州/イオン大野城店販売の「豆あじ」の一部にフグが混入
発生日 : 11月7日 (水)
原因食品等 : 豆アジ
混入異物 : フグ(種類については保健所にて調査中)が混入
対策等 : 福岡市の市場からトロ箱に入った状態で納品され、店内で従業員がパック詰めした。トロ箱にフグが 混入していたとみられる。該当商品を持つお客は、喫食を控え、購入店舗へ連絡するよう呼び掛けている。

◆大阪府内のローソン販売「 缶入りコーンポタージュ」の一部が変色で販売を一時中止
発生日 : 11月1日 (水)
原因食品等 : ポッカサッポロフード&ビバレッジ製造「じっくりコトコトコーンポタージュ」190g入
混入異物 : 大阪府の店舗でこの商品を購入した人から製造した会社に「中身が変色している」という連絡
対策等 : 販売を一時中止
ローソンは缶入飲料などを加熱する機械に問題がないか調べるほか、全国の店舗に高温で長期間加熱し過ぎないように周知して販売再開を検討

◆アイリスフーズ販売の「パックご飯」が微生物で変質、50万食を回収
発生日 : 10月8日 (日)
原因食品等 : 低温製法米のおいしいごはん
混入異物 : 微生物による変質
対策等 : 約50万食分を自主回収
外気を遮断するためのフィルムと容器の接着が不十分で、衝撃ですき間ができ、中身のご飯にカビなどが発生する可能性がある。

◆茨城県鉾田市の農園で生産のほうれん草から基準を超える殺虫剤「フェニトロチオン」を検出
発生日 : 11月1日 (水) 公表
原因食品等 : 茨城県鉾田市の農園で生産のほうれん草
混入異物 : 農薬「フェニトロチオン」を1.3ppm検出(基準値0.2ppm以下
対策等 : 農薬成分フェニトロチオン(殺虫剤)の残留が否定できないため回収
フェニトロチオンの1日許容摂取量は,体重1㎏当たり0.0049mgで,体重60㎏の人に換算すると0.294mg/日。この量は今回出荷された「ほうれん草(1.3ppm)」を体重60㎏の人が生涯にわたって毎日約227gを食べ続ける場合に相当することから、通常の食生活において人の健康に直ちに影響を及ぼすことは考えらない。

<食中毒>

◆奈良県大和郡山市の高専の寮生28人救急搬送、一部の学生からノロウイルスを検出
発生日 : 11月10日 (金)
発生場所.症状 : 同日夜までに学生計40人が下痢や嘔吐などの症状、28人救急搬送
原因物質 : 一部の学生からノロウイルスを検出
原因食品 : 豚キムチ炒めやスパゲティ、生野菜など
処分 : 調査中、10日午後から臨時休校
予防.対策 : 石鹸での手洗い、また、調理時の十分な加熱、衛生管理マニュアル徹底。

◆愛知県名古屋市の飲食店で11人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 11月3日 (金)~4日 (土)
発生場所.症状 : 男女11人が下痢や嘔吐、発熱などの症状
原因物質 : 客6人と調理をしていた従業員1人の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 唐揚や手羽先といった鶏料理やサラダなど
処分 : 営業禁止
予防.対策 : 石鹸での手洗い、また、調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理教育徹底。

◆大阪府堺市の寿司店で食事をした11人がサルモネラ菌による食中毒
発生日 : 10月30日 (月)
発生場所.症状 : 下痢や嘔吐の症状
原因物質 : 11人からサルモネラ菌を検出
原因食品 : 10月29日に提供された食事 処分 : 営業禁止
予防.対策 : 石鹸での手洗い、また、調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理教育徹底。

◆大阪府大阪市の飲食店で食事をした2人カンピロバクターによる食中毒
発生日 : 11月9日 (木) 公表
発生場所.症状 : 下痢や発熱などの症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : 一品料理
処分 : 文書による行政指導
予防.対策 : 肉の生食注意。また、調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理教育徹底 。

◆山形県山形市の高校の調理実習で作った料理で生徒10人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 10月24日 (火)
発生場所.症状 : 5人が腹 痛、下痢、発熱 などの症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : ひじきハンバーグやけんちん汁
処分 : -
予防.対策 : 保健所は同校に対し衛生講習を実施し、食中毒予防対策に関する指導をした。

◆熊本県熊本市の飲食店で食事をした2人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 10月31日 (火)
発生場所.症状 : 4人中2人が発熱、下痢、腹痛の症状
原因物質 : カンピロバクターを検出 原因食品 : 鶏肉の加熱不足での提供や手指や調理器具等からの二次汚染可能性
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 十分な素材の加熱や手洗い、洗浄などの徹底

◆青森県弘前市の飲食店で食事をした3人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 10月23日 (月)
発生場所.症状 : 男女10人が下痢や腹痛などの症状
原因物質 : 9人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 鶏肉「とりわさ等」の加熱不足での提供や手指や調理器具等からの二次汚染可能性
処分 : 7日間の営業停止
予防.対策 : 十分な素材の加熱や手洗い、洗浄などの徹底

◆兵庫姫路市の飲食店で食事をした10人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 10月26日 (木)
発生場所.症状 : 男女10人が下痢や腹痛などの症状
原因物質 : 9人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 焼鳥や鶏ユッケなど
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 十分な素材の加熱や手洗い、洗浄などの徹底

◆福岡県福岡市の飲食店で食事をした1人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 10月26日 (木) 店舗調査中
発生場所.症状 : 3人のうち1人が下痢、腹痛、発熱などの症状
原因物質 : 原因食品調査中
原因食品 : 病因物質 調査中
処分 : 調査中
予防.対策 : 十分な素材の加熱や手洗い、洗浄などの徹底

◆東京都千代田区の飲食店で食事をした1人がアニサキスによる食中毒
発生日 : 10月31日 (火)
発生場所.症状 : 食中毒症状
原因物質 : 患者からアニサキスを検出
原因食品 : サバ刺身のごま醤油和え
処分 : 1日間の営業停止
予防.対策 : 目視での除去、マイナス20℃で24時間以上で冷凍または細かく刻む、または加熱