週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(12月18日)

今週の注意事項・・・ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎への集団感染が多発しています。ノロウイルスによる感染は、食品を喫食したことだけでないことを再認識してください。特に乳幼児や高齢者は感染しやすいので注意が必要です。また、空気が乾燥している中、先週はウエルシュ菌による食中毒が目立ちました。

ノロウイルスは感染力が非常に強いため、家庭や施設などで患者が発生すると二次感染を起こし、集団感染することがあります。ノロウイルスは特に冬季に多く発生し、胃腸炎の潜伏期間は1~3日程度、主な症状は、吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛で、有症期間は平均24~48時間です。感染者の便や嘔吐物が触れた手や食べ物を介してヒトからヒトへ感染します。乳幼児や高齢者は、下痢等による脱水症状を生じることがありますので早めに医療機関を受診することが大切です。特に高齢者は、誤嚥により肺炎を起こすことがあるため体調の変化に注意しましょう。二次感染を防ぐため、外から帰った時、トイレの後、調理前、食事の前は必ず石鹸で、指の間、爪の先を丁寧に洗います。一緒にカランも洗います。調理従事者は、生ガキの喫食を避け、公衆トイレを使用しないなどの習慣をつけます。

≪詳しくは、Dmiサイト12月 品質管理情報をご確認ください。≫

 空気が乾燥している中、ウエルシュ菌に注意が必要です。ウエルシュ菌は、高温や乾燥に強いため、冬場でも大規模な発生につながることが多いので、前日調理したものは冷蔵庫で保管、提供時は十分な攪拌と加熱が重要です。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆神奈川県川崎市 「都夏」溝口店が異物混入で営業停止
発生日 : 12月7日 (木)
原因食品等 : 異物の混入した食品を提供し、摂食者に健康被害を与えた。
要因 : 調査中
予防.対策 : 1日間の営業停止

◆世田谷区の食品輸入販売業者「オーバーシーズ」販売の唐辛子調味料から指定外添加物TBHQを検出
発生日 : 12月12日 (火)
原因食品等 : 唐辛子調味料(青唐辛子のアチャール)
要因 : 指定外添加物 TBHQ 0.003g/kg及び0.002g/kg 検出
予防.対策 : 食品衛生法第10条違反、販売禁止。当該品は販売先から回収し、保管中
TBHQ(ターシャリー・ブチルヒドロキノン)は、不飽和植物油や多くの動物性油製品の防腐剤として 使われている。鉄分が含まれていても変色が起こらず、香料や製品の風味も変えない。

◆はんぺんから大腸菌群が検出「株式会社紀文西日本」に回収を命令
発生日 : 12月4日 (月) 回収命令
原因食品等 : くらし良好はんぺん 賞味期限:17.12.9 48袋
要因 : 大腸菌群陽性(魚肉ねり製品の成分規格:大腸菌群陰性)
予防.対策 : 回収命令対象品以外のものは、製造者が自主回収。原因究明と再発の防止について指導

<食中毒>

◆茨城県水戸市の飲食店で食事をした14人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 12月2日 (土)
発生場所.症状 : 14人が3日(日)午後4時頃から下痢、嘔吐、発熱等の症状
原因物質 : 患者及び従業員の10人からノロウイルスを検出
原因食品 : キノコのバリソバサラダ,サーモンとアボカドのカルパッチョ,ちゃんこ鍋など
処分 : 営業禁止
予防.対策 : 手洗いの徹底、清掃・消毒の徹底、食材の鮮度及び衛生的な管理及び食中毒予防に関する再教育実施

◆千葉県鴨川市の飲食店で食事をした24人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 12月9日 (土)
発生場所.症状 : 男女24人が腹痛や吐き気などの症状
原因物質 : 客7人と従業員3人の便からノロウイルスを検出
原因食品 : そうめんや刺し身、天ぷらなど9日昼に当該施設で提供された食事
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 調理従事者の健康管理、衛生管理徹底。また。食品を十分加熱するなど予防を心掛ける。

◆香川県高松市の日本料理店で食事をした11人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 11月25日 (土)
発生場所.症状 : 別の2つのグループの複数人が体調を崩した。下痢や腹痛の症状
原因物質 : ノロウイルスを検出
原因食品 : 前菜、お造り、焼き物、揚げ物、茶わん蒸し、吸い物、握り寿司
処分 : 5日間の営業停止
予防.対策 : 手洗いの励行や、嘔吐物などを処理する時には使い捨て手袋を使う。

◆和歌山田辺市の保育園で52人がロタウイルスの集団感染
発生日 : 12月4日 (月) ~13日 (水)
発生場所.症状 : 13日までに園児、職員計52人が嘔吐・下痢等の症状
原因物質 : 4人の園児の便からロタウイルスを検出
感染経路 : 調査中
処分 : ー
予防.対策 :手洗いの励行や、嘔吐物などを処理する時には使い捨て手袋を使う。 健康管理の徹底。

◆茨城県つくば市の保育所で42人がノロウイルスの集団感染
発生日 : 12月8日 (金)~13日 (水)
発生場所.症状 : 13日までに園児、職員計42人が嘔吐・下痢等の症状
原因物質 : 園児3人の検便からノロウイルスを検出
感染経路 : 調査中
処分 : ー
予防.対策 : 手洗いの励行や、嘔吐物などを処理する時には使い捨て手袋を使う。 健康管理の徹底。

◆千葉県印西市の小学校でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生
発生日 : 11月29日 (水) ~12月7日 (木)
発生場所.症状 : 生徒34人と男性教諭1人の計35人が下痢と嘔吐の症状
原因物質 : ノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎
感染経路 : 調査中
処分 : ー
予防.対策 :手洗いの励行や、嘔吐物などを処理する時には使い捨て手袋を使う。 健康管理の徹底。

◆千葉県柏市の高齢者施設でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生
発生日 : 11月29日 (水) ~12月7日 (木)
発生場所.症状 : 入居者8人と職員3人の計11人が嘔吐などの症状
原因物質 : ノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎
感染経路 : 調査中
処分 : ー
予防.対策 : 手洗いの励行や、嘔吐物などを処理する時には使い捨て手袋を使う。 健康管理の徹底。

◆福岡県福岡市の修学旅行後の中学生114人がカンピロバクターによる集団食中毒
発生日 : 12月11日 (月) ~13日 (水)
発生場所.症状 : 中学2年の生徒114人と教員3人の計117人が嘔吐や発熱などの症状
原因物質 : 5人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 調査中
処分 : -
予防.対策 : 清掃・消毒の徹底、生や加熱不十分な鶏肉等の提供注意。

◆山口県下松市の飲食店で食事をした9人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 12月1日 (金)
発生場所.症状 : 9人が下痢、発熱、嘔吐などの症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : 鶏レバ刺し、ももの丸焼き、手羽餃子、ハラミ焼き、つくねなど
処分 : 4日間の営業停止
予防.対策 : 手洗いの徹底、清掃・消毒の徹底、鶏の生食提供中止及び衛生的な管理及び食中毒予防に関する指導実施

◆群馬県沼田市の焼鳥店で食事をした9人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 12月4日 (月)
発生場所.症状 : 食事をした9人が下痢や発熱などの症状
原因物質 : 3人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 地鶏たたき、鶏レバーカルパッチョ、鶏串盛り合わせなど
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 手洗いの徹底、清掃・消毒の徹底、鶏の生食提供中止及び衛生的な管理及び食中毒予防に関する指導実施

◆広島県広島市の飲食店で食事をした5人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 12月4日 (月)
発生場所.症状 : 5人が嘔下痢や発熱、腹痛などの症状
原因物質 : 患者の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 炙り刺し六種盛り合わせ、鶏の白レバー炙りなど1日に提供された食事
処分 : 営業禁止
予防.対策 : 鶏の生食提供中止及び衛生的な管理及び食中毒予防に関する再教育実施。

◆東京都北区の高齢者施設の食事で79人がウエルシュ菌による集団食中毒
発生日 : 12月7日 (木) ~8日 (金)
発生場所.症状 : 79人が下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : ウェルシュ菌を検出
原因食品 : ホームの食事で出たかぼちゃの煮物
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 前日調理したものは冷蔵庫で保管、提供時は十分な攪拌と加熱

◆大阪府大阪市の焼肉店の弁当を食べた54人がウエルシュ菌による集団食中毒
発生日 : 12月10日 (日) ~11日 (水)
発生場所.症状 : スポーツ観戦中に弁当を食べた50人あまりが下痢や腹痛などの症状
原因物質 : 11人からウエルシュ菌を検出
原因食品 : 同店の弁当(詳細については調査中)
処分 : 4日間の営業停止
予防.対策 : ウエルシュ菌は、土の中や水回りなど自然界に広く生息する細菌で、高温や乾燥に強いため、冬場でも大規模な発生につながることが多い。

◆北海道札幌市の弁当製造業者の弁当を食べた49人がウエルシュ菌による集団食中毒
発生日 : 12月8日 (金)
発生場所.症状 : 男女49人が下痢や腹痛など共通の症状
原因物質 : 12人からウエルシュ菌を検出
原因食品 : 弁当に入れたホワイトシチューの冷却不足
処分 : 5日間の営業停止
予防.対策 : カレーやシチューなどを加熱調理した後、室温で長時間放置しない。

◆東京都新宿区の飲食店の食事でアニサキスによる食中毒
発生日 : 12月14日 (木) 公表
発生場所.症状 : 食中毒症状
原因物質 : アニサキスを検出
原因食品 : 鯖の棒寿司
処分 : 1日間の営業停止
予防.対策 : 感染を防ぐには加熱や冷凍が有効、新鮮な魚を選び速やかに内臓を取り除く

◆岡山県岡山市の寿司店の食事でアニサキスによる食中毒
発生日 : 12月4日 (月)
発生場所.症状 : 腹痛のため医療機関を受診
原因物質 : 寄生虫(アニサキス)を摘出
原因食品 : 調査中、刺身(しまあじ・のどぐろ・しめさば)、寿司の可能性
処分 : 5日間の営業停止
予防.対策 : 感染を防ぐには加熱や冷凍が有効、新鮮な魚を選び速やかに内臓を取り除く