週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(2月19日)

今週の注意事項…韓国平昌五輪でのノロウイルス食中毒発生源となった宿泊施設で、調理用の地下水が糞便に汚染されていたことが発表されました。ノロウイルスの感染者は200人に達する勢いです。症状を訴えた多くが民間の警備員でしたが、スイスのスキーチームで2選手が体調を崩し、ノロウイルスに感染した可能性を踏まえて隔離措置を取っていると明らかにしました。工場で使用する地下水の水質検査結果の確認をしてください。

韓国・平昌で猛威を振るっているノロウイルスの発生源となった宿泊施設で、調理用の地下水が糞便に汚染されていたことが13日、調査当局から発表されました。最新発表によると、ノロウイルスの感染者は200人に達する勢いで、下痢や嘔吐などの症状を訴えた多くが、民間の警備員でした。感染経路の調査を進めていた疾病管理本部が宿泊者だけでなく、給食を食べただけでの感染者もいることから「団体給食が原因とみられる」と発表しました。不衛生な環境に起因するウイルスパニックは、現地メディアも「発展途上国型伝染病」とホスト国のプライドに関わる事態だと受け止めています。選手村は厳戒態勢ですが、参加国からは「1人でも患者が出たら撤退する」と息巻く声もあるといわれています。また、スイスのスキーチームで2選手が体調を崩し、ノロウイルスに感染した可能性を踏まえて隔離措置を取っていると明らかにしました。
 日本では、食品衛生法の「食品等事業者が実施すべき管理運営基準に関する指針」で、水道水以外の水を使用する場合には、一部例外を除き年1回以上水質検査を行い成績書を1年間以上保存すること、不慮の災害等により水源等が汚染されたおそれがある場合には、その都度水質検査を行うことが示されています。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆北海道小樽市の保育所の給食で厚焼き卵にたわしの破片が混入、女児が一部飲み込む。
発生日 : 1月31日 (水)
原因食品等 : 給食で出した厚焼き卵にステンレス製たわしの破片が混入
要因 : 調理器具を前回の使用後にたわしで洗った後、破片が付着した。
予防.対策 : 5つの市立保育所の調理室でステンレス製たわしの使用を禁止した。

◆「愛彩菜(わさび菜)」からフェントエートが基準値(0.01ppm)を超過(0.28ppm)
発生日 : 2月15日 (木) 回収着手
原因食品等 : 1月24日~平1月31日 出荷の「愛彩菜(わさび菜)」
要因 : 殺虫剤フェントエートが基準値(0.01ppm)を超過(0.28ppm)
予防.対策 : 自主回収

◆コカ・コーラボトラーズ「紅茶花伝」60万本を自主回収 変色や沈殿の連絡29件
発生日 : 2月14日 (水) 回収着手
原因食品等 : 「紅茶花伝 ホットなロイヤルミルクティー」(350㎖入りペットボトル)の一部商品
要因 : キャップに「180703-ES」と記載され商品に変色や沈殿物。13日までに29件の連絡があった。
予防.対策 : 自主回収

<食中毒>

◆高知県南国市の飲食店の料理及び仕出し弁当を食べた15人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 2月10日 (土)
発生場所.症状 : 男女あわせて15人が、下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 内11人からノロウイルスを検出
原因食品 : 同店の料理及び仕出し弁当
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 調理の際は石鹸で十分に手を洗う。食材は85℃で90秒以上加熱するなどの徹底

◆長野県飯田市の仕出し店の巻きずしを食べた7人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 2月4日 (日)
発生場所.症状 : 宴会をしたグループの7人が腹痛、嘔吐、下痢の症状
原因物質 : 巻すしを食べた男女7人がノロウイルスによる食中毒を発症、調理者2人からノロウイルスを検出
原因食品 : 同店で調理された巻き寿司
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 調理の際は石鹸で十分に手を洗う。調理者の健康管理徹底。

◆静岡県浜松市のスーパーが販売した仕出し弁当を食べた40人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 1月30日 (火)
発生場所.症状 : 仕出し弁当を食べた40人が下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 患者からノロウイルスを検出
原因食品 : 同店で作られた弁当
処分 : 当面の間の営業停止
予防.対策 : 調理器具等の消毒は、熱湯など加熱殺菌や塩素系漂白剤(次亜塩素酸Na溶液)、食材は中心部まで85℃90秒以上で十分加熱する。

◆山梨県甲府市の郵便局の社員食堂で食事をした22人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 2月2日 (金) ~2/3日 (土)
発生場所.症状 : 下痢や吐き気などの症状を相次いで訴えた。
原因物質 : 食事をした職員や食堂の従業員ら14人からノロウイルスを検出
原因食品 : 今月2日~3日に社員食堂で提供した食事
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 調理の際は石鹸で十分に手を洗う。調理器具等の消毒は、熱湯など加熱殺菌、食材は85℃で90秒以上加熱するなどの徹底

◆福岡県福岡市の病院で患者ら18人がノロウイルス集団感染
発生日 : 2月14日 (水)
発生場所.症状 : 18人が下痢や吐き気などの症状
原因物質 : 5人からノロウイルスを検出
感染要因 : ノロウイルスが原因の感染性胃腸炎集団感染
処分 : -
予防.対策 :生肉を調理する際には十分に加熱することや調理器具を熱湯消毒するなどの徹底  従業員の検便徹底及び健康管理

◆鳥取県米子市の市立保育園でロタウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生
発生日 : 2月1日 (木) ~13日 (火)
発生場所.症状 : 17人が下痢、嘔吐、発熱などの症状
原因物質 : 有症状者の一部からロタウイルスを検出
感染要因 : ノロウイルスが原因の感染性胃腸炎集団感染
処分 : -
予防.対策 : 下痢、嘔吐、腹痛などの症状があった場合は、早めに医療機関を受診すること、施設利用者等に用便後、調理前後、食事前の手洗いの励行を徹底すること。

◆和歌山県和歌山市の居酒屋で鶏生レバー食べた女性3人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 2月7日 (水)
発生場所.症状 : 腹痛、下痢などの症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : 加熱用の表示がある鶏肉の生肝を加熱せずに提供
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : カンピロバクターは、他の食中毒菌に比べて少量でも食中毒を起こす特徴があり、生肉や加熱不足の肉を食べることで食中毒を起こす危険が高くなる。生肉を調理する際には十分に加熱することや調理器具を熱湯消毒するなどを徹底する。

◆千葉県浦安市の飲食店でアジの刺身等を食べ1人がアニサキスによる食中毒
発生日 : 2月11日 (日)
発生場所.症状 : 4人のうち1人が吐き気、嘔吐、胃痛等の症状
原因物質 : アニサキス
原因食品 : 同店で販売された刺し身(アジ、ワラサ、マグロ、メカジキ、ホタテ、サザエ)
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : アニサキスは「酢」で処理しても死滅しないので魚を調理する際は速やかに内臓を取り除く。   アニサキスは傷を受けると死滅するので、細かく切ることも予防になります。

◆茨城県つくば市のマーケットで購入した「真たら白子」の刺身を食べ1人がアニサキスによる食中毒
発生日 : 2月13日 (火)
発生場所.症状 : "腹痛,悪心、吐気等の食中毒症状
原因物質 : 患者の胃からアニサキス虫体を摘出
原因食品 : 当該店で販売された「真たら白子」の刺身
処分 : 営業禁止
予防.対策 : アニサキスは「酢」で処理しても死滅しないので魚を調理する際は速やかに内臓を取り除く。