週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(3月26日)

今週の注意事項…ノロウイルスによるによる大規模な集団食中毒が多発しています。昨年までは、この時期ぐらいからノロウイルス含め、食中毒患者が減る時期ですが、まだ油断はできません。
大阪府の海岸の天然アサリやたアカガイ及びトリガイ、淀川下流部のシジミから、国の定める規制値を超える麻痺性貝毒が検出されました。

先週は昨年に比べ、1事故あたりのノロウイルス食中毒患者数が非常に多く、特に大量調理施設、仕出し弁当などで目立ち、調理従事者の便からウイルスが検出されている事故が多発していました。特に調理従事者の健康状態、検便など管理を徹底してください。例年、この時期は食中毒患者数は減少しますが、今年は、天候や気温が平年と違い、冬場の食中毒への対策が必要です。1年前には「刻み海苔」によるノロウイルス事故がありました。再度注意喚起お願いします。
 3月20日に淀川下流部で採取されたシジミ並びに3月19日に大阪府海域で漁獲されたアカガイ及びトリガイから、国の定める規制値を超える麻痺性貝毒が検出されました。安全性が確認されるまでの間、淀川下流部のシジミや大阪府海岸の天然アサリ等の二枚貝(一般には食べられていないムラサキイガイやカキ等を含む)を採取して食べないようお願いします。毒を蓄積した二枚貝を食べると舌や唇、手指などがしびれ、重症の場合、死に至ることもあります。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆東京都八王子市の焼肉店で加熱用牛肉を未加熱で提供、事業者行政指導
発生日 : 3月30日 (金) 公表
原因食品等 : 食品衛生法に規定する生食用食肉以外の加熱用牛肉を未加熱で提供した「和牛にぎり」
要因 : 生食することを意図して牛肝臓を提供した疑いがある。
予防.対策 : 和牛にぎりとユッケに使用する牛肉は、食品衛生法に規定する生食用食肉を使用すること。
牛肝臓は、メニュー等にあたかも生での喫食が可能と受け取れるような記載をしないこと。

◆岐阜県岐阜市の小中学校給食に金属片混入か? 提供中止
発生日 : 3月19日 (月)
原因食品等 : -
要因 : 調理に使用されたスライサーの刃先が約0.1ミリ欠けているのが見つかった。
予防.対策 : マニュアルに沿った異物混入の防止策を徹底する。

<食中毒>

◆長野県諏訪市の飲食店で食事をした20人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 3月17日 (土)
発生場所.症状 : 食事をした2グループ35人中20人が17日午前4時頃から下痢、吐き気、嘔吐、発熱などの症状
原因物質 : ノロウイルス
原因食品 : 当該施設で提供された食事
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 調理の際は石鹸で十分に手を洗う。食材の保管・管理方法の確認

◆滋賀県高島市の飲食店で食事をした17人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 3月18日 (日) ~3月20日(火)
発生場所.症状 : 食事をした数人が嘔吐、下痢、発熱の症状で医療機関を受診
原因物質 : 複数の発症者の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 同店で提供された食事
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : 食材の保管・管理方法確認及び洗浄殺菌徹底。

◆岡山県真庭市の飲食店で食事をした9人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 3月19日 (月)
発生場所.症状 : 食事をした12人のうち9人が嘔吐、下痢の症状
原因物質 : 患者及び従事者の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 懐石石理(前菜、刺身、酢物、ステーキ等)、朝食の玉子焼き、焼サケ、高野豆腐
処分 : 4日間の営業停止
予防.対策 : 食材の保管・管理方法確認及び洗浄殺菌徹底。

◆鹿児島県瀬戸内町の寿司店で食事をした16人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 3月16日 (金)
発生場所.症状 : 下痢、嘔吐、腹痛等の症状
原因物質 : 患者及び従事者の便からノロウイルスを検出
原因食品 : この飲食店が提供した食事
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 調理の際は石鹸で十分に手を洗う。食材の保管・管理方法の確認

◆島根県松江市の無許可営業の飲食店で食事をした8人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 3月9日 (金) ~3月13日 (火)
発生場所.症状 : 食事をした男女8人が下痢や発熱などの症状
原因物質 : 4人からノロウイルスを検出
原因食品 : カキや豚肉などを使ったコース料理
処分 : 営業禁止(営業許可の申請を出さずに無許可で営業)
予防.対策 : 食材管理や調理のしかたを確認、営業許可申請

◆栃木県下野市の給食で182人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 3月14日 (水)
発生場所.症状 : 児童と教職員合わせて182人が嘔吐や下痢などの症状
原因物質 : 調理担当者など6人からノロウイルスを検出
原因食品 : 13日の給食
処分 : 安全が確保されるまでの間、給食施設の使用禁止
予防.対策 : 手洗いやうがいの他、嘔吐物を処理する際は消毒を行う。

◆京都府京田辺市の焼肉店で食事をした29人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 3月19日 (月)
発生場所.症状 : 29人が下痢や嘔吐、発熱などの症状
原因物質 : 食事をした10人と調理従事者5人からノロウイルスを検出
原因食品 : 肉やサラダ、アイスクリームなど
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : うがいの他、特にトイレ後や調理時の十分な手洗い。

◆滋賀県甲賀市のスーパーの惣菜で販売されたオードブルで15人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 3月12日 (月)
発生場所.症状 : 惣菜コーナーで調理されたオードブルを食べた男女15人が下痢などの症状
原因物質 : 複数の発症者や従業員を含む計5人からノロウイルスを検出
原因食品 : オードブル(チキン甘辛揚、イカ唐揚、ミニ豚玉ねぎ串カツ、ビアチキン、皮付きフライドポテトなど) 処分 :惣菜コーナーを2日間の営業停止
予防.対策 : 調理者の健康管理徹底、食材の調理、保管・管理方法の確認。

◆鹿児島県薩摩川内市の飲食店の弁当を食べた57人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 3月13日 (火) ~3月14日(水)
発生場所.症状 : 事業所で昼食として出された弁当を食べた男女57人が腹痛や嘔吐などの症状
原因物質 : 患者15人と調理担当者3人の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 仕出し弁当
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 食材の適切な管理や十分な加熱調理のほか、手洗いの励行や調理器具の殺菌の徹底

◆高知県香美市の保育園の給食を食べた60人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 3月10日 (土) ~3月11日 (日)
発生場所.症状 : 男女あわせて60人(園児48人、職員12人)が嘔吐を主症状とする食中毒症状
原因物質 : 患者11人からノロウイルスを検出
原因食品 : 当該施設で調理された給食(五目チャーハン、鶏の唐揚、キャベツとリンゴのサラダ等)
処分 : 3日間の供給停止
予防.対策 : 食材の適切な管理や十分な加熱調理のほか、手洗いの励行や調理器具の殺菌の徹底

◆福岡市中央区の飲食店で串焼を食べた5人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 3月13日 (火) ~3月16日 (金)
発生場所.症状 : 焼鳥等を喫食した5人が下痢,腹痛,発熱等の症状
原因物質 : 検便の結果カンピロバクターを検出
原因食品 : 串焼(白肝,豚ばら,大葉入りせせり,とりもも,とり皮,つくね)
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 食材の十分な加熱や適切な保管、食器・器具類の適切な保管及び洗浄・消毒、食品衛生講習会の受講と従業員教育の徹底

◆静岡県掛川市の居酒屋で鶏レバーなどを食べた14人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 3月10日 (土)
発生場所.症状 : 男性14人が下痢や腹痛などの症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : 鶏白レバーのオイル漬や焼鳥など
処分 : 当分の間営業禁止
予防.対策 : 食材の十分な加熱や適切な保管、食器・器具類の適切な保管

◆東京都東久留米市のスーパー内の飲食店で食事をした4人がウエルシュ菌による食中毒
発生日 : 3月6日 (火)
発生場所.症状 : 6日から4人が腹痛、下痢などの症状
原因物質 : ウエルシュ菌
原因食品 : 鶏もも肉のクリーム煮を含むビュッフェ料理
処分 : 4日間の営業停止
予防.対策 : 前日調理食品の冷蔵保管及び喫食時は十分な加熱

◆茨城県石岡市のスーパーで販売した刺身で1人がアニサキスによる食中毒
発生日 : 3月22日 (木)
発生場所.症状 : 購入した刺身を当日家族3人で喫食、うち1人が翌23日午前4時30分頃から腹痛の症状
原因物質 : 内視鏡にてアニサキス虫体を発見
原因食品 : 刺身(マグロ、アジ、金目鯛等)
処分 : 営業禁止
予防.対策 : 目視での除去、冷凍するか細かく刻む。

◆岩手県滝沢市の飲食店で食事をした4人が黄色ブドウ球菌による食中毒
発生日 : 3月10日 (土)
発生場所.症状 : 男性14人が下痢や腹痛などの症状
原因物質 : 患者の吐物や食品の残品から黄色ブドウ球菌を検出
原因食品 : 同店のラーメンやそぼろ丼など
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 :手指に傷や膿がある場合は食物を扱ってはならい。食物は調理後すぐに食べるか冷蔵保存し、室温で放置しない。