週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(4月3日)

今週の注意事項・・岩手県盛岡市の飲食店で、溶血性レンサ球菌による食中毒が報告されました。A群溶血性レンサ球菌は、上気道炎や化膿性皮膚感染症などの原因菌としてよくみられるグラム陽性菌で、菌の侵入部位や組織によって多彩な臨床症状 を引き起越し、今回、発熱やのどの痛みを訴えています。弁当の卵製品が原因の可能性もあります。

 盛岡市は29日、同市菜園の飲食店「銀河離宮」の弁当を食べた20~60代の男女33人が食中毒症状を発症したとして、同店を同日から3日間の営業停止処分としました。市によると、33人は発熱やのどの痛みを訴え、複数の患者と弁当を作った調理従事者数人から溶血性レンサ球菌を検出しました。連鎖球菌は、一つ一つの球菌が規則的に、直鎖状に配列して増殖し、光学顕微鏡下で観察すると「連なった鎖」のように見えるため、もう一つのグラム陽性球菌のグループであるブドウ球菌(ブドウの房状に配列する)との対比から「レンサ(連鎖)球菌」と名付けられました。酸素のある状態でもない状態でも、もっぱら乳酸発酵によってエネルギーを得ます。患者との接触を介して伝播するため、ヒトとヒトとの接触の機会が増加するときに起こりやすく、家庭、学校などの集団での感染も多く、感染性は急性期にもっとも強く、その後徐々に減弱します。予防としては、患者との接触をさけることが最も重要で、うがい、手洗いなどの一般的な予防法の徹底が重要です。
 

◆北海道帯広市の飲食店での居酒屋「飲み喰い処げんや」12人がノロウイルスによる食中毒 (2017年4月3日)

発生日 : 3月22日(水)
発生場所・症状 : 男女12人が下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 調理従事者の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 刺し身や焼き鳥など
処分 : 4日間の営業停止
予防・対策 : 調理従事者の健康管理、手や調理器具の洗浄・殺菌と十分な加熱調理

 

◆香川県高松市の焼肉店「天山閣レインボー通り店」で24人がノロウイルスによる食中毒 (2017年4月3日)

発生日 : 3月23日(木)
発生場所・症状 : 高校生など24人が下痢や吐き気などの症状
原因物質 : 有症者3名の検便からノロウイルスGⅡを検出
原因食品 : 焼肉、鶏たたき、サラダなど
処分 : 5日間の営業停止
予防・対策 : 手や調理器具の洗浄・殺菌と十分な加熱調理

 

◆石川県小松市の焼肉店「やきとり哲代」で15人がノロウイルスによる食中毒 (2017年4月3日)

発生日 : 3月24日(金)
発生場所・症状 : 男女15人が下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 客と従業員の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 同店提供の食事
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 調理従事者の健康管理、手や調理器具の洗浄・殺菌と十分な加熱調理

 

◆東京都台東区の日本料理店「東天紅上野店」の料理で8人がノロウイルスによる食中毒 (2017年4月3日)

発生日 : 3月7日(火)~14日(火)
発生場所・症状 : 不明
原因物質 : ノロウイルスを検出
原因食品 : 会席料理(お造り、焼物、揚物、煮物等の日本料理)
処分 : 5日間の営業停止
予防・対策 : 調理従事者の健康管理、手や調理器具の洗浄・殺菌と十分な加熱調理

 

◆東京都東村山市の飲食店「東村山ロフトダイニング」の食事で13人がノロウイルスによる食中毒 (2017年4月3日)

発生日 : 3月14日(火)
発生場所・症状 : 13名が吐き気、嘔吐、下痢等の症状
原因物質 : 客5人と従業員1人からノロウイルスを検出
原因食品 : 当該施設が調理し、提供した食事
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 調理従事者の健康管理、手や調理器具の洗浄・殺菌と十分な加熱調理

 

◆岩手県盛岡市の飲食店「銀河離宮」の弁当で33人が溶血性レンサ球菌による食中毒 (2017年4月3日)

発生日 : 3月9日(木)
発生場所・症状 : 33人が発熱やのどの痛み
原因物質 : 複数の患者と調理従事者から溶血性レンサ球菌を検出
原因食品 : 同店提供の弁当
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 洗い、うがい、咳エチケット。咽頭痛がある場合は早めに医療機関等を受診、検査を受ける

 

◆東京都品川区の「釣船茶屋ざうお目黒店」の料理でアニサキスによる食中毒 (2017年4月3日)

発生日 : 3月14日(火)
発生場所・症状 : 日替わり弁当を食べた客14人が嘔吐や発熱、下痢などの症状
原因物質 : 4人の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 14日に提供された日替わり弁当
処分 : 1日間の営業停止
予防・対策 : 調理従事者の健康管理、手や調理器具の洗浄・殺菌と十分な加熱調理

 

◆岐阜の温泉旅館「十八楼」の食事で50人食中毒 (2017年4月3日)

発生日 : 3月25日(土)~27日(金)
発生場所・症状 : 135人のうち50人が下痢、腹痛、発熱などの症状
原因物質 : 調査中。ノロウイルスの兆候は見られない。
原因食品 : 白子豆腐やマグロの刺し身、あまご朴葉味噌焼きなどを食べた
処分 : 営業禁止
予防・対策 : 原料の保管、鮮度管理徹底。手や調理器具の洗浄・殺菌と十分な加熱調理

<違反食品・自主回収、異物混入等>

<食中毒>