週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(5月1日)

今週の注意事項…厚生労働省と消費者庁食品表示課は3月31日付で、鶏肉の『加熱用』表示による「カンピロバクター食中毒対策の推進について」やっと動き始めました。また、刻み海苔ノロウイルス事故の製造業者が廃業しました。 (2017年5月1日)

 

カンピロバクターによる食中毒は、近年の事件数で約30%、患者数で約20%を占め、飲食店で提供された生または加熱不十分な鶏肉(内蔵含む)を原因とする事件が多数を占めていることから、3月16日に開催された薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食中毒部会で、飲食店業者に対して「客への鶏肉の提供に際しては加熱調理が必要である旨の情報伝達が重要」との議論を踏まえて、今回「対策の推進」通知を発信しました。
刻み海苔ノロウイルス食中毒の海苔製造会社「いそ小判海苔本舗」は4/24に営業禁止が解除されましたが、既に3/21に廃業していました。ただし、営業者は回収対象品の返品については継続して受け付けています。

 

◆北海道積丹町の飲食店「ふじ鮨」の食事で27人がノロウイルスによる食中毒 (2017年5月1日)

発生日 : 4月15日(土)
発生場所・症状 : 15日午後6時頃から嘔吐、下痢等の胃腸炎症状
原因物質 : 有症者及び調理従事者の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 同店が提供した食事(生ちらし、握りずし等)
処分 : 営業禁止
予防・対策 : 設備及び器具等の清掃・消毒徹底、食品の衛生的な取扱い及び調理従事者に対する衛生教育

 

◆長野県長野市の飲食店「食堂 花ぶさ」が調整した弁当で58人がノロウイルスによる食中毒 (2017年5月1日)

発生日 : 4月17日(月)~18日(水)
発生場所・症状 : 東京都内の高校に通う男子生徒13人が下痢や発熱など食中毒の症状
原因物質 : 5人の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 同じメニューを食べた他のグループの体調には異変がなかったため、原因施設や原因食品の断定できず
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 設備及び器具等の清掃・消毒徹底、食品の衛生的な取扱い及び調理従事者に対する衛生教育

 

◆愛知県西尾市の仕出し料理店「魚大」の弁当で男女27人がノロウイルスによる食中毒 (2017年5月1日)

発生日 : 4月19日(水)
発生場所・症状 : 弁当を食べた男女27人が下痢や嘔吐等の症状
原因物質 : 4人と弁当を作った調理場の従業員3人からノロウイルスを検出
原因食品 : 19日に提供された仕出し料理
処分 : 営業禁止
予防・対策 : 手や調理器具の洗浄、食材の鮮度管理徹底、調理調理従事者の健康状態の確認

 

◆愛知県一宮市の飲食店「くし屋鳥笑」の食事で10人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年5月1日)

発生日 : 4月7日(金)
発生場所・症状 : 食事をした男女10人が下痢や腹痛等の食中毒症状
原因物質 : 一部の患者の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 串焼きや唐揚等
処分 : 営業禁止
予防・対策 : 鶏肉を生のまま提供しない、焼き方についても十分加熱する。清掃、消毒及び衛生管理徹底

 

◆奈良県東吉野村の飲食店「ふるさと村 いちえ」の食事で11人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年5月1日)

発生日 : 4月17日(月)
発生場所・症状 : 11人が腹痛、下痢、発熱等の食中毒症状
原因物質 : 有症者5人の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : ハンバーグ、豚のチーズ大葉フライ、鶏唐揚、サワラ白醤油焼等
処分 : 2日間の営業停止
予防・対策 : 施設の洗浄・消毒、食品の衛生的な取扱いと調理・保管管理の徹底、調理従事者の衛生管理

<違反食品・自主回収、異物混入等>

<食中毒>