週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(5月2日)

生または加熱不十分な食肉類(鶏刺し、鶏わさなど)を原因とするカンピロバクター食中毒が多く発生しています。 『カンピロバクター』は、にわとりや家畜の腸管内に常在し、食肉の中では、特に鶏肉が汚染されています。厚生労働省は、生食用食肉の衛生基準を定めていますが、豚肉、鶏肉は、そもそもこの生食用食肉の衛生基準の対象外ですから、生食用の基準は定められていません。 また、これから夏場に向かって、酒の肴として「焼鳥」が売れてきます。家計消費でも7月、8月は年間平均の1.3倍~1.5倍に上がります。精肉との差別化等から、店内で生から焼き上げることが増えている中で、肉と肉との重なっている部分の生焼けや、全体的加熱不足、生肉に触れたたれハケや生肉を付けたたれに注意を図ってください。
堺市の学校給食が原因で1996年7月に発生したO-157による集団食中毒で後遺症のため昨年10月に亡くなった同市北区の女性の遺族と、補償金約6,275万円を支払うことで合意したと発表されました、当時はO-157に対する知識や処置方法がなかったこともありますが、患者数は、6,561人という空前の大規模集団感染となった事故でした。焼き肉「えびす」の事故も含め、O-157もこれからの時期は増えてきますので合わせて注意をお願いします。

 

◆栃木県宇都宮市上籠谷町の和食店「本田 和食そば処」でノロウイルスによる食中毒 (2016年5月2日)

発生日 : 4月24日(日)
発生場所・症状 : 14人のうち、男女11人が下痢などの食中毒症状
原因物質 : 5人からノロウイルスを検出
原因食品 : 同店が提供した刺し身やそば
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 原材料の保管温度徹底と十分な加熱と調理担当者の健康管理、手洗いの励行

 

◆倉敷市玉島爪崎の「鳥亭」でカンピロバクターによる食中毒 (2016年5月2日)

発生日 : 4月28日(木)
発生場所・症状 : 職場の宴会で利用、下痢、発熱等の食中毒様症状
原因物質 : 2名の便からカンピロバクター・ジェジュニを検出
原因食品 : とりわさ、鳥のから揚げ、鳥肝、せせり等
処分 : 5日間の営業停止
予防・対策 : 原材料の保管温度徹底と十分な加熱、鶏の生食はしない。

 

◆兵庫県尼崎市南塚口町の飲食店「炭火焼キッチン バードメン」で7人がカンピロバクターによる食中毒 (2016年5月2日)

発生日 : 4月15日(金)
発生場所・症状 : 食事をした男性7人が、下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : うち4人からカンピロバクターを検出
原因食品 : つくねやタタキ
処分 : 2日間学年閉鎖
予防・対策 : 原材料の保管温度徹底と十分な加熱、鶏の生食はしない。

 

◆八王子の外食・給食事業会社「アーバン」の仕出し弁当で、33人がウエルシュ菌による食中毒 (2016年5月2日)

発生日 : 4月18日(月)
発生場所・症状 : 仕出し弁当を食べた同市内の介護付き有料老人ホームの入所者22人が食中毒の症状
原因物質 : 客や従業員からノロウイルスを検出
原因食品 : 外食・給食事業会社「アーバン」の仕出し弁当
処分 : 7日間の営業停止
予防・対策 : 大量調理の保管温度徹底、極力作りだめはしない。

 

◆福井県福井市の温泉宿泊施設「リライム」の飲食スペースで13人がノロウイルスによる食中毒 (2016年5月2日)

発生日 : 4月18日(月)
発生場所・症状 : 飲食スペースで食事をした男女13人が下痢や嘔吐などの食中毒症状
原因物質 : 客や従業員からノロウイルスを検出
原因食品 : 昼食のバイキングや夕食
処分 : 飲食部門を2日間の営業停止
予防・対策 : 原材料の保管温度徹底と十分な加熱と調理担当者の健康管理、検便の実施

2016

◆岐阜県各務原市鵜沼羽場町の居酒屋「彩菜酒房さくらや」で食事をした女性3人が食中毒 (2016年5月2日)

発生日 : 4月16日(土)
発生場所・症状 : 食事をした女性3人が下痢や発熱などの食中毒症状
原因物質 : カンピロバクターの可能性
原因食品 : 鶏肉の霜降りや刺し身
処分 : 23日から営業禁止処分
予防・対策 : 肉の鮮度管理徹底と十分な加熱、衛生管理意識向上

<違反食品・自主回収、異物混入等>

<食中毒>