週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(5月22日)

今週の注意事項・・2003年に発見された新種の食中毒菌「エシェリキア・アルベルティイ」で食中毒が発生しました。また、登山等による野草採取での食中毒が多発、北海道では1人が死亡しています。 (2017年5月22日)

 

エシェリキア・アルベルティイは、2003年に新種として正式に発表された腸内細菌科の大腸菌に近縁の菌種です。今までにハト、野鳥、猫、豚、哺乳類、食品では鶏肉などからも検出されています。これまでにエシェリキア・アルベルティイが原因となった食中毒の報告事例は少ないですが、これまでの事例からは、下痢と腹痛、嘔吐、発熱など多くの場合は軽症ですが、中には重症化することもあります。発症までの時間は、多くは16時間以降ですが、6時間~数日と幅が広いです。発症までの時間は、多くは16時間以降ですが、6時間~数日と幅が広いです。同国内で食中毒8例が報告されていて、多くは軽症で手洗いや調理器具の消毒、食材の加熱など一般的な食中毒対策で予防できます。
スイセンや犬サフランなど野草をニラやギョウジャニンニクと間違えて採取し、調理して食べたことによる食中毒です。「食用の野草と確実に判断できない植物は絶対に採らない、食べない、売らない、人にあげない」、「家庭菜園や畑などで野菜と観葉植物を一緒に栽培するのはやめ、山菜採りなどではよく確認」を徹底してください。また、O-157による食中毒が報告されています。本来気温が高くなってくる初夏から多く発生しますが、最近は真夏日が続くなど気温の高い日が続いていますので、温度管理を徹底してください。

 

◆山形県上山市の飲食店「cafe恋恋」で食事をした7人がノロウイルスによる食中毒 (2017年5月22日)

発生日 : 5月20日(土)
発生場所・症状 : 20~50代の男女7人が下痢や吐き気など症状
原因物質 : 調理従事者及び客5人からノロウイルスを検出
原因食品 : パスタやサラダ等
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 調理従事者に対する健康状態の確認及び衛生教育徹底

 

◆滋賀県甲賀市の甲賀の里忍術村内飲食店「しのび」で食事をした男女7人がO-157による食中毒 (2017年5月22日)

発生日 : 5月11日(木)
発生場所・症状 : 6~14歳の男女7人が下痢や発熱などの食中毒症状
原因物質 : 全員から腸管出血性大腸菌O-157を検出
原因食品 : 唐揚弁当や焼きそばなど
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 熱には弱いので75℃1分間加熱徹底、清潔、乾燥、低温を保つことで増殖を抑える。

 

◆埼玉県春日部市の飲食店「将ぐん」で飲食した男性5人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年5月22日)

発生日 : 5月8日(月)
発生場所・症状 : 6~14歳の男女7人が下痢や発熱などの食中毒症状
原因物質 : 患者4人の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 鶏のレバ刺や唐揚げなど
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 熱には弱いので75℃1分間加熱徹底、清潔、乾燥、低温を保つことで増殖を抑える。

 

◆福島県いわき市の事業所で「うどん、そば、弁当 のんち」の弁当を食べた12人がノロウイルスによる食中毒 (2017年5月22日)

発生日 : 5月10日(水)
発生場所・症状 : 従業員17人中12人が下痢、嘔吐、発熱等の症状
原因物質 : 調理従事者及び患者の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 煮魚、チキンステーキ、串カツ等
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 調理従事者に対する健康状態の確認及び衛生教育徹底

 

◆埼玉県所沢市の飲食店「トリトコ」で食事をした男性6人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年5月22日)

発生日 : 5月18日(木)
発生場所・症状 : 6人が発熱、下痢、腹痛
原因物質 : 3人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 同店で調理、提供された焼鳥、とりのたたきなど
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 鶏肉を生のまま提供しない従業員の衛生管理指導徹底

 

◆大阪府大阪市の飲食店「マルエ」で食事をした4人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年5月22日)

発生日 : 5月16日(火)
発生場所・症状 : 客が食中毒の症状
原因物質 : カンピロバクターを検出
原因食品 : 調査中
処分 : 1日間の営業停止
予防・対策 : 鶏肉を生のまま提供しない従業員の衛生管理指導徹底

 

◆石川県加賀市の焼き鳥店「燻」で食事をした4人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年5月22日)

発生日 : 5月12日(金)
発生場所・症状 : 店で食事をした女性4人が下痢や発熱などの症状
原因物質 : 客4人の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 鳥のたたきや串焼きなど
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 少ない数の菌でも食中毒を起こすが「熱に弱いことから十分な加熱すること」の教育徹底

 

◆徳島県鳴門市の飲食店「味処 愛鳥」で食事をした5人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年5月22日)

発生日 : 5月8日(月)
発生場所・症状 : 5人が下痢や発熱などの症状
原因物質 : カンピロバクターを検出
原因食品 : 鳥の刺し身
処分 : 5日間の営業停止
予防・対策 : 鶏肉を生のまま提供しない、焼き方についても十分加熱する。清掃、消毒及び衛生管理徹底

 

◆兵庫県神戸市の飲食店『ポルタマリ』で食事をした5人がセレウス菌による食中毒 (2017年5月22日)

発生日 : 5月13日(土)
発生場所・症状 : 5人が嘔吐、下痢等の症状
原因物質 : このうち患者2名及び従業員1名の検便及び施設の拭取り検査12件からセレウス菌を検出
原因食品 : ビーフステーキ付きオムライス
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 穀類等が原料の食品は、調理後保温庫で保温するか、小分けして速やかに低温保存すること

 

◆栃木県宇都宮市のレストラン「イートランド」で食事をした中学生ら137人が新種の「エシェリキア・アルベルティイ」による食中毒 (2017年5月22日)

発生日 : 5月12日(金)
発生場所・症状 : 冒険活動教室に参加した国本中の生徒が腹痛、発熱などの症状
原因物質 : 発症者のうち6人と調理従事者1人の便から同菌を検出
原因食品 : ウインナーや筑前煮、春雨サラダ、焼きそば、肉じゃが、南蛮漬けなど
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 手洗いや調理器具の洗浄・消毒、肉類等の生の食品と加熱済み食品を分ける。肉類などは中心部まで十分に加熱しましょう

<違反食品・自主回収、異物混入等>

<食中毒>