週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(6月12日)

今週の注意事項…茨城県内の小中学校等の給食で出された牛乳を飲んだ生徒ら3,700人余りが相次いで臭いや味に違和感を訴え、保健所は出荷された牛乳の成分の詳しい検査を行って原因を調べています。
カンピロバクターは、鶏肉の生食だけではありません。井戸水や湧き水等殺菌していない飲料水にも注意が必要です。 (2017年6月12日)

5日、学校の給食で出された牛乳を飲んだ児童や生徒から相次いで「消毒臭がする」とか「水っぽい」などの訴えがあり、その後の調査で、県内の7市1町の小中学校等計61校で、3,700人余りが違和感を訴えたことがわかりました。このうち、379人が吐き気等の体調不良を訴え、2人が医療機関を受診しましたが、いずれも症状は軽いということです。県の薬剤師会の検査センターで学校から回収した未開封の牛乳の味覚などを調べる検査も行いましたが、異常は見つからず、さらに、県の衛生研究所でこの牛乳に食中毒を引き起こす菌が含まれていないかなど成分の詳しい検査を行って原因を調べています。
2000年6月に起きた雪印乳業「黄色ブドウ球菌」による14,780人の食中毒が思い出されます。工場の器具の殺菌、工場従事者の手指の膿や傷の確認を再度徹底してください。
新潟県妙高市猪野山の湧き水を持ち帰り小学生ら43人がカンピロバクターによる食中毒を発症しました。野生動物に汚染された河川の井戸水や湧き水等殺菌していない飲料水に注意が必要です。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆茨城県内の小中学校給食の牛乳で3700人余りが違和感、379人が体調不良。 (2017年6月12日)
発生日 : 6月5日(月)
原因食品等 : 調査中
混入異物 : 調査中
<対策等>
牛乳に食中毒菌が含まれていないかなど成分の詳しい検査を行う。
5日、学校の給食で出された牛乳を飲んだ児童や生徒から相次いで「消毒臭がする」とか「水っぽい」などの訴えがあり、その後の調査で、県内の7市1町の小中学校等61校で、3700人余りが違和感を訴え、379人が体調不良。

◆異物混入で270万個自主回収 アイスクリームに摩耗したパッキン混入 (2017年6月12日)
発生日 : 5月8日(月)
原因食品等 : 「ミニカップ ヨーグルト仕立て ピーチミルク」の一部商品
混入異物 : 特有の成分凝集物によって製造設備のパッキンが摩耗して混入
<対策等>
群馬工場で製造した274万1616個の自主回収を行う。
安全性基準に適合しているため健康への影響はないが、9日から自主回収についての電話窓口開設

◆兵庫県西宮市の高校の夜間給食に針金が混入 (2017年6月12日)
発生日 : 6月1日(木)
原因食品等 : 「牛肉のみそケチャップ炒め」
混入異物 : 長さ約1センチの針金が混入
<対策等>
「牛肉のみそケチャップ炒め」に混入しているのを教職員が発見した。校内の調理時ではなく、食材の加工工場で混入した可能性が高いという。

◆佐賀県伊万里市の学校の給食に長さ約2.5cmの金属片が混入 (2017年6月12日)
発生日 : 6月1日(木)
原因食品等 : 給食のフルーツミックス
混入異物 : 長さ約2.5m、太さ約0.8mm。の金属片
<対策等>
2日は自動缶切り機を使わず、食材や給食センターの安全点検を実施した上で通常の給食を提供する。
 金属は長さ約2・5センチ、太さ約0・8ミリ。4年生の女子が口にする前に皿の中にあるのを見つけた。食材の納入時と、調理前の開封・洗浄時で二重の確認作業をするなど安全対策を徹底すると発表した。

◆京都府宇治市の小学校の給食のスパゲティに金属線混入 (2017年6月12日)
発生日 : 6月1日(木)
原因食品等 : 給食のスパゲティ
混入異物 : 長さ1.3cm、直径1mmの金属線
<対策等>
「大きなけがや事故につながりかねない重大な事案」として全小学校に文書で注意喚起した。
小学1年の女児がスパゲティを食べたところ、違和感があって気付き、担任に伝えた。4月25日には、給食の誤配で食物アレルギーのある児童2人が一時入院しており、給食のトラブルが続いている。

<食中毒>

◆大阪府吹田市のそば店で食事をした21人がノロウイルスによる食中毒 (2017年6月12日)
発生日 : 6月3日(土)
発生場所・症状 : 大阪府吹田市から広島へ帰る途中のバスで23人中9人が嘔吐などの食中毒様症状
原因物質 : 患者便5検体及び調理従事者便7検体からノロウイルスを検出
原因食品 : 提供された食事
処分 : 3日間の営業停止
<予防・対策>
まな板、包丁、食器、ふきんなどは使用後すぐに洗うとともに、熱湯(85℃以上)で1分以上加熱

◆広島県広島市のホテルのレストランを利用した15人がノロウイルスによる食中毒 (2017年6月12日)
発生日 : 6月2日(金)~5日(月)
発生場所・症状 : 15人が下痢、発熱、嘔吐、腹痛等の症状
原因物質 : 客10人と調理従事者3人からノロウイルスを検出
原因食品 : 昼及び夜のビュッフェ料理
処分 : 営業禁止
<予防・対策>
調理従事者に対する健康状態の確認及び衛生教育徹底

◆沖縄県竹富町の小中学校の給食で32人がノロウイルスによる食中毒 (2017年6月12日)
発生日 : 5月30日(火)
発生場所・症状 : 76人のうち32人に嘔吐や下痢、腹痛等の症状
原因物質 : 8人からノロウイルスを検出
原因食品 : 赤飯、シカムドゥチ、にんじんしりしりー、チンピン
処分 : 3日間の営業停止
<予防・対策>
調理従事者に対する健康状態の確認及び衛生教育徹底

◆香川県小豆島町の老人ホームで9人がサルモネラ菌による食中毒 (2017年6月12日)
発生日 : 5月22日(月)
発生場所・症状 : 9人の患者が22日14時頃から下痢、発熱、嘔吐
原因物質 : お年寄り2人と調理従事者からサルモネラ菌を検出
原因食品 : 5月20日の老人ホームで調理した食事
処分 : 5日間の営業停止
<予防・対策>
卵は冷蔵保存し、割ったら早めに食べる。肉類の生食とは控え、よく加熱する。

◆東京都町田市の飲食店で地鶏刺身等を食べ16人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年6月12日)
発生日 : 5月6日(土)
発生場所・症状 : 16名が腹痛、下痢、発熱等の症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : 地鶏3種盛り(刺身、山葵漬け、ユッケ)
処分 : 5日間の営業停止
<予防・対策>
鶏肉を生のまま提供しない、焼き方についても十分加熱する。清掃、消毒及び衛生管理徹底

◆埼玉県越谷市の飲食店で鶏のたたきを食べ14人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年6月12日)
発生日 : 5月25日(木)
発生場所・症状 : 男女14人が下痢や発熱等の症状
原因物質 : 6人からカンピロバクタ―を検出
原因食品 : 鶏のたたきサラダ
処分 : 3日間の営業停止
<予防・対策>
鶏肉を生のまま提供しない、焼き方についても十分加熱する。清掃、消毒及び衛生管理徹底

◆新潟県妙高市猪野山の湧き水を持ち帰り小学生ら43人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年6月12日)
発生日 : 5月26日(金)
発生場所・症状 : 湧き水を飲んだ小学生とその家族43人が発熱や下痢などの症状
原因物質 : 12人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 妙高市猪野山の湧き水
処分 : -
<予防・対策>
カンピロバクターは、野生動物に汚染された河川にも生息している。井戸水やわき水の水質は変動するので、煮沸してから飲む。

◆青森八戸市の飲食店の食事でで5人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年6月12日)
発生日 : 5月19日(金)
発生場所・症状 : 男女5人が腹痛などの食中毒症状
原因物質 : 2人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 同店の食事
処分 : 5日間の営業停止
<予防・対策>
鶏肉は十分加熱する。清掃、消毒及び衛生管理徹底

◆広島県広島市の飲食店で鶏レバー等を食べ9人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年6月12日)
発生日 : 5月29日(月)~6月1日(木)
発生場所・症状 : 9人が下痢、発熱、腹痛等を発症
原因物質 : 患者の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 鶏レバーのカルパッチョ
処分 : 営業禁止
<予防・対策>
鶏肉を生のまま提供しない、焼き方についても十分加熱する。清掃、消毒及び衛生管理徹底

◆神奈川県川崎市の飲食店の食事で3人がアニサキスによる食中毒 (2017年6月12日)
発生日 : 5月27日(土)
発生場所・症状 : 提供した食事を食べた3人が腹痛等の症状
原因物質 : 3人の胃からアニサキスを摘出
原因食品 : 刺身(サーモン、シメサバ、マグロ等)
処分 : 1日間の営業停止
<予防・対策>
冷凍保管、目視での除去、鮮度管理徹底。