週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(6月19日)

今週の注意事項…非常食で112人が食中毒になったことで、「災害でこれ配ってたら最悪」「これでは非常食の意味がない」「何を信じていいのやら」などと不安の声が多数出ています。原因は調査中ですが、調理方法や保管はまず再確認しましょう。ノロウイルスによる食中毒が目立っています。2014年頃から新型ノロウイルスが発見され、今後湿気や暑さに強いノロウイルスが発見される可能性もあります。 (2017年6月19日)

東京都立小岩高校の1年生男女112人が食中毒の症状を訴え、都は、防災訓練で出された非常食を食べたことが原因と断定しました。非常食のわかめからウエルシュ菌が検出されたが、これが食中毒を引き起こしたかはまだ分からないといわれています。ウエルシュ菌が食中毒を起こすには、多くの菌量が必要とされており、検査結果だけではこれが原因かも分からない。また、わかめごはんセットそのものが汚染されていたのか、あるいは、何らかの原因で開封後に食中毒の原因物質が入り込んだのか、なども不明です。まず、調理方法や保管を再確認しましょう。
ノロウイルスによる食中毒がいまだ目立っています。ノロウイルスによる食中毒は冬場の低温・乾燥により多発しますが、高温・多湿の夏だからといってウイルスがゼロになるわけではなく、特に病気の人や高齢者、幼児など抵抗力の弱い人は、夏場でもノロウイルスにかかりやすいことは知っておくべきです。実際、15年の6月には、宮城県で流しそうめんの地域イベントで提供された食事からノロウイルスが原因の食中毒が発生、神奈川県では、地引き網体験とバーベキュー大会に参加した男女55人が腹痛や下痢症状を訴え、19人からノロウイルスが見つかっています。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆栃木県那珂川町の小学校の給食に調理器具部品のボルト混入 (2017年6月19日)
発生日 : 6月7日(水)
原因食品等 : 給食のわかめスープ
混入異物 : 調理器具スライサーの部品のボルト
<対策等>
調理機器、器具の点検確認の徹底
馬頭小6年生の児童がボルトに気付き、担任に報告。同校が町学校給食センターに連絡した。白菜を切った後、器具に付着した白菜を取るために刃の部分を固定しているボルトを外していた。

◆新潟県南魚沼市の業者が中国産原材料商品に「国産」強調シール添付。 食品表示法違反。 (2017年6月19日)
発生日 : 6月13日(火)
原因食品等 : 「炊き込みごはんの素(もと)しめじ」など3商品食品表示法違反
混入異物 : 中国産を国産と強調表示
<対策等>
3800個販売したが、既に回収済
「炊き込みごはんの素 しめじ」など3商品でに中国産ヒラタケを原材料に使っていたのに「国産しめじ入り」とのシールを貼る等の食品表示法違反。

◆茨城県内のコンビ二で販売した「ハムとポテトのサラダ」2万5千個回収・返金へ (2017年6月19日)
発生日 : 5月28日(日)
原因食品等 : 茨城県内セブンイレブン 633店舗で販売の「ハムとポテトのサラダ」
混入異物 : アレルギー原因物質の「小麦」の表示が漏れていた。
<対策等>
店頭から撤去し、自主回収の店頭告知及びホームページでの告知
小麦は食品表示法に基づき表示が義務づけられている。迅速な自主回収及び再発防止策。自主回収着手報告書を提出

<食中毒>

◆都立高校の防災訓練で非常食を食べた112人がウエルシュ菌による食中毒 (2017年6月19日)
発生日 : 5月19日(金)~20日(土)
発生場所・症状 : 5/19にあった防災訓練で1年生112人が自宅で腹痛や下痢などの症状
原因物質 : 乾燥わかめから微量のウエルシュ菌を検出、患者の便からもエンテロトキシン産生性植ウエルシュ菌を検出
原因食品 : 調査中(非常食のわかめごはん(アルファ化米)の可能性
処分 : - <予防・対策>
発症には多くの菌量が必要とされており、検査結果だけでは原因食品と断定できないが、前日に調理する事は出来る限り避け、加熱調理した物でも油断せずになるべく早く食べる。

◆千葉県館山市の飲食店の弁当を食べた中学生ら71人がウエルシュ菌による食中毒 (2017年6月19日)
発生日 : 6月3日(土)
発生場所・症状 : 弁当を食べた中学生や教師ら12~57歳の男女71人が下痢などの症状
原因物質 : 患者の便からウエルシュ菌を検出
原因食品 : 弁当のチキントマト煮込みの可能性
処分 : 3日間の営業停止
<予防・対策>
前日に調理する事は出来る限り避け、保管するならば小分けして冷蔵

◆静岡県磐田市の病院で病院給食を食べた12人がノロウイルスによる食中毒 (2017年6月19日)
発生日 : 6月7日(水)
発生場所・症状 : 7日に出された食事を食べた26~75歳の男女に下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 10人からノロウイルスを検出
原因食品 : 赤飯、シカムドゥチ、にんじんしりしりー、チンピン
処分 : 当面の間病院内での営業禁止
<予防・対策>
調理従事者に対する健康状態の確認及び衛生教育徹底

◆岐阜県郡上市の社員寮の食事で7人がノロウイルスによる食中毒 (2017年6月19日)
発生日 : 6月8日(木)
発生場所・症状 : ノロウイルス食中毒の症状
原因物質 : ノロウイルス 血清型別等GⅡ
原因食品 : 寮の社員食堂の料理
処分 : 営業禁止
<予防・対策>
調理従事者に対する健康状態の確認及び衛生教育徹底

◆大阪府泉南郡の飲食店で食事をした6人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年6月19日)
発生日 : 6月6日(火)
発生場所・症状 : 下痢、発熱等の症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : 鶏のたたき等
処分 : 2日間の営業停止
<予防・対策>
鶏肉を生のまま提供しない、焼き方についても十分加熱する。清掃、消毒及び衛生管理徹底

◆5/29に食中毒で営業停止なった熊本県熊本市の同じ焼鳥店で食事をした8人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年6月19日)
発生日 : 6月8日(木)
発生場所・症状 : 5/29付けで営業停止の処分を行った施設で、保健所から衛生指導を行ったにも関わらず、営業再開後再び食中毒を発生させた。
原因物質 : 8人が下痢、腹痛等の食中毒様の症状、6人からカンピロバクタ―を検出
原因食品 : 6/2(金)に当該飲食店で提供された焼鳥
処分 : 3日間の営業停止
<予防・対策>
焼き方について十分加熱する。清掃、消毒及び衛生管理徹底

◆滋賀県長浜市の飲食店で食事をした6人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年6月19日)
発生日 : 6月3日(土)
発生場所・症状 : 3日(土曜日)夕方頃から複数の者が下痢、発熱等の症状
原因物質 : 6人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 当該施設が調理・提供したコース料理
処分 : 3日間の営業停止
<予防・対策>
鶏肉を生のまま提供しない、焼き方についても十分加熱する。清掃、消毒及び衛生管理徹底

◆東京都八王子市の飲食店で鳥刺しを食べた客30人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年6月19日)
発生日 : 5月27日(土)~31日(水)
発生場所・症状 : 8人が発熱、腹痛、下痢等の症状
原因物質 : 患者7人の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 鳥刺し
処分 : 7日間の営業停止
<予防・対策>
鶏肉を生のまま提供しない。清掃、消毒及び衛生管理教育の徹底

◆広島県広島市の飲食店で鶏レバー等を食べ9人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年6月19日)
発生日 : 5月29日(月)~6月1日(木)
発生場所・症状 : 9人が下痢、発熱、腹痛等を発症
原因物質 : 患者の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 鶏レバーのカルパッチョ
処分 : 営業禁止
<予防・対策>
鶏肉を生のまま提供しない、焼き方についても十分加熱する。清掃、消毒及び衛生管理徹底

◆神奈川県川崎市の飲食店の食事で3人がアニサキスによる食中毒 (2017年6月19日)
発生日 : 5月27日(土)
発生場所・症状 : 提供した食事を食べた3人が腹痛等の症状
原因物質 : 3人の胃からアニサキスを摘出
原因食品 : 刺身(サーモン、シメサバ、マグロ等)
処分 : 1日間の営業停止
<予防・対策>
冷凍保管、目視での除去、鮮度管理徹底。