週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(7月3日)

今週の注意事項…カンピロバクターによる食中毒に再度注意徹底をお願いします。今週もカンピロバクターやアニサキスによる食中毒が多発していますので鮮魚や刺し身の扱いには再度注意を徹底してください。ヒラメの刺身でのクドアにも注意が必要です。 (2017年7月3日)

食中毒は件数、患者数とも減少傾向にはありますが、サルモネラ菌が00年の518件6940人から、16年には31件の704人に。ブドウ球菌が87件の14722人から36件の698人へと、大幅に減少したのに対し、カンピロバクターは、00年に469件の1,784人から、16年には339件の3,272人へと患者数はむしろ増えています。カンピロバクターは乾燥に弱く室温では長く生きることができないが、低温、湿潤、酸素にさらされないほど生存日数が長くなるため、冷蔵庫内はカンピロバクターの生存に好ましい環境と考えられます。菌数が少なくても食中毒を発症するということは、食品の鮮度だけの問題ではないといえます。すぐに冷蔵庫や冷凍庫へしまう。冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保つことや詰め込みすぎない。カンピロバクターは60℃、80 秒の加熱で死滅するので肉は必ず加熱して食べる。生野菜と生肉処理のまな板は分けるなどの注意を徹底してください。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆福井県JR福井駅前の飲食店で中国産のウナギを国産と偽って提供。容疑者2人逮捕 (2017年7月3日)
発生日 : 6月27日(火)
原因食品等 : 中国産のウナギを国産と偽って提供
混入異物 : 名古屋市中区金山三のウナギ輸入販売会社「インテグレート」の経営者ら2名を逮捕
<対策等>
逮捕容疑は、共謀して1月5日、インテグレートが経営する飲食店で、中国産のウナギを出しているにも関らず、すべてが国産のウナギであるように誤認させたとされる。

◆愛知県名古屋市「イオントップバリュ」の福神漬けに微細な異物混入で自主回収 (2017年7月3日)
発生日 : 6月19日(月)
原因食品等 : イオンリテール株式会社「トップバリュ カレーに合う福神漬」、「トップバリュ 福神漬」
混入異物 : 微細な異物が混入している可能性
<対策等>
自主回収
健康被害の申し出はないが、異物を口に刺した場合、ケガ等の可能性があため自主回収。

◆新進の福神漬け467万パック回収 微細金属片混入の恐れ (2017年7月3日)
発生日 : 6月22日(木)
原因食品等 : 群馬県の利根川工場(前橋市新堀町)で製造した福神漬け
混入異物 : 微細な金属片が混入
<対策等>
自主回収
健康被害の申し出はないが、異物を口に刺した場合、ケガ等の可能性があため467万パック自主回収。

<食中毒>

◆宮城県仙台市の飲食店が販売した寿司で1人アニサキスによる食中毒 (2017年7月3日)
発生日 : 6月23日(金)
発生場所・症状 : 強い腹痛などの症状
原因物質 : 患者からアニサキスを検出
原因食品 : 同店で買ったアジとタイの寿司
処分 : 1日間の営業停止
<予防・対策>
冷凍もしくは目視での除去

◆和歌山県和歌山市のディスカウントストア販売の刺身で1人がアニサキスによる食中毒 (2017年7月3日)
発生日 : 6月24日(土)
発生場所・症状 : 腹痛、吐き気、嘔吐の症状
原因物質 : 胃内視鏡検査の結果、アニサキスが原因と判明
原因食品 : アジ、サバなどのにぎりずし
処分 : 1日間の営業停止
<予防・対策>
凍もしくは目視での除去

◆栃木県宇都宮市の寿司店で1人がアニサキスによる食中毒 (2017年7月3日)
発生日 : 6月26日(月)
発生場所・症状 : 腹痛、吐き気、嘔吐の症状
原因物質 : 胃内視鏡検査の結果、アニサキスが原因と判明
原因食品 : アジ、サバなどのにぎりずし
処分 : 1日間の営業停止
<予防・対策>
冷凍もしくは目視での除去

◆富山県砺波市の飲食店でヒラメの刺身を食べ18人が寄生虫(クドア)による食中毒 (2017年7月3日)
発生日 : 6月24日(土)~25日(日)
発生場所・症状 : 18人下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 4人からクドア・セプテンテーバを検出
原因食品 : ヒラメの刺身
処分 : 1日間の営業停止
<予防・対策>
ヒラメの仕入れ先で『クドア』の検査が行われていたかなどを確認する。

◆愛知県豊田市の弁当製造業者の弁当で高校生31人がウェルシュ菌による食中毒 (2017年7月3日)
発生日 : 6月12日(月)~15日(木)
発生場所・症状 : 31人が腹痛や下痢などの症状
原因物質 : 9人からウエルシュ菌を検出
原因食品 : 研修の夕食の弁当
処分 : 営業禁止
<予防・対策>
前日調理の注意。冷蔵保管と販売当日の十分な加熱。

◆長崎県佐世保市の飲食店の弁当で38人が黄色ブドウ球菌による食中毒 (2017年7月3日)
発生日 : 6月23日(金)
発生場所・症状 : 研修に参加した複数の者が嘔吐等胃腸炎の症状
原因物質 : 患者の嘔吐物および検便、弁当の食材、従業員の手指から黄色ブドウ球菌を検出
原因食品 : 日替わり弁当
処分 : 2日間の営業停止
<予防・対策>
衛生手袋の交換基準の確認、手洗いの徹底。手指に傷、膿がないかの確認

◆滋賀県大津市の飲食店で食事をした3人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年7月3日)
発生日 : 6月12日(月)
発生場所・症状 : 会食に参加した4人中3人が体調不良
原因物質 : 6人の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 鶏のたたき、焼鳥等
処分 : 6日間の営業停止
<予防・対策>
鶏肉を生のまま提供しない、焼き方についても十分加熱する。清掃、消毒及び衛生管理徹底

◆東京都足立区の飲食店の加熱不十分な鶏肉でカンピロバクターによる食中毒 (2017年7月3日)
発生日 : 6月27日(火)
発生場所・症状 : 食中毒症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : 会食料理(調査中)
処分 : 6日間の営業停止
<予防・対策>
肉は十分加熱する。清掃、消毒及び衛生管理徹底

◆岡山県岡山市の飲食店で食事をした21人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年7月3日)
発生日 : 6月13日(火)
発生場所・症状 : 21人が下痢、発熱の症状
原因物質 : 鶏ユッケや牛ステーキ
原因食品 : ごまさば盛り
処分 : 4日間の営業停止
<予防・対策>
鶏肉の生食は原則行わない。原料の衛生管理、鮮度管理徹底。

◆大阪府藤井寺市の居酒屋で食事をした21人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年7月3日)
発生日 : 6月17日(土)
発生場所・症状 : 男女21人が下痢や腹痛などの症状
原因物質 : 便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 鶏刺し
処分 : 3日間の営業停止
<予防・対策>
鶏肉の生食は原則行わない。原料の衛生管理、鮮度管理徹底。

◆群馬県前橋市の飲食店で食事をした5人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年7月3日)
発生日 : 6月8日(木)~9日(金)
発生場所・症状 : 27人中5人が食中毒症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : 同店が調理・提供した食品
処分 : 3日間の営業停止
<予防・対策>
鶏肉は十分加熱する。清掃、消毒及び衛生管理徹底

◆東京都台東区の飲食店で鶏刺し等を食べ2人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年7月3日)
発生日 : 6月15日(木)
発生場所・症状 : 食中毒症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : もつ鍋コース(鶏刺しを含む)
処分 : 7日間の営業停止
<予防・対策>
鶏肉は十分加熱する。清掃、消毒及び衛生管理徹底

◆大阪府東大阪市のすし店で食事をした15人がノロウイルスによる食中毒 (2017年7月3日)
発生日 : 6月18日(日)
発生場所・症状 : 下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 11人からノロウイルスを検出
原因食品 : 握り寿司や巻き寿司、天ぷらなど
処分 : 2日間の営業停止
<予防・対策>
調理従事者に対する健康状態の確認及び衛生管理徹底