週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(8月28日)

今週の注意事項…埼玉県熊谷市の惣菜店が販売した「ポテトサラダ」O157食中毒の教訓を生かし、30分ルールとして「品質劣化の防止と安全性確保のための商品管理」、2時間ルールとして使用器具を2時間に1回洗浄・殺菌し、2次汚染を防ぐ」等予防、対策を再徹底しましょう。 (2017年8月28日)

埼玉、群馬両県の惣菜店で購入したポテトサラダを食べた人が腸管出血性大腸菌O157に感染した食中毒で、群馬県高崎市は24日、21日に引き続き製造元の食品加工会社に立ち入り検査を実施しました。発症者は計12人になり、疑われる患者も含めれば16人になりました。加工会社などで衛生管理上の問題点は確認されておらず、感染源や経路の特定は難航しています。加工会社、店舗のポテトサラダからO157は検出されず、また、店舗の従業員に検便し、やはり検出されませんでした。
かつて、静岡県の花火大会の「冷やしキュウリ」からO157が検出された事件がありました。ポテトサラダからは検出されなかったことや衛生管理や調理過程の不備はなかったため、考えられるのは原料野菜に菌がついてため、加工会社の調理担当者からの2次汚染が考えられます。加工会社の従業員はスツール検査(検便)をやっていなかったのか、店舗でも月1回やっていなかったのか、次亜塩素酸Na溶液での洗浄殺菌はやっていなかったのかは気になります。
その教訓を生かし、30分ルール、2時間ルールによる予防策を再徹底しましょう。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆協同乳業/ゴム製の異物混入「クッキーバニラ」自主回収 (2017年8月28日)
発生日 : 8月17日(木)
原因食品等 : 北陸メイトー乳業で製造した「クッキーバニラ」
混入異物 : 食品工場で使用されているゴム製の異物
対策等 : 自主回収
東京23区、横浜市、川崎市で販売。この異物は一般的に食品工場で使用されている物であり、現在のところ、健康被害の報告はないという。
  

<食中毒>

◆愛知県名古屋市の飲食店製造の弁当で7人が腸管出血性大腸菌O145による食中毒 (2017年8月28日)
発生日 : 8月1日(火)
発生場所・症状 : 15人が下痢や腹痛などの症状
原因物質 : 7人と調理員から腸管出血性大腸菌O145を検出
原因食品 : 7月24日~8月2日に製造された弁当
処分 : 営業禁止
予防・対策 : 手洗い、調理器具の次亜塩素酸Naで洗浄・殺菌、原料の鮮度管理と肉の75℃1分以上十分な加熱

◆埼玉県川越市のレストランで食事をした7人が腸管出血性大腸菌O157による食中毒 (2017年8月28日)
発生日 : 8月11日(金)~8月12日(土)
発生場所・症状 : 7人が下痢や腹痛などの症状
原因物質 : 腸管出血性大腸菌O157を検出
原因食品 : パスタやピザ、サラダなど同店で提供された料理
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 手洗い、調理器具の洗浄・殺菌、原料の鮮度管理徹底と肉の十分な加熱

◆神奈川県横浜市の焼肉店レストランで食事をした2人が腸管出血性大腸菌O157による食中毒 (2017年8月28日)
発生日 : 8月8日(火)~8月12日(土)
発生場所・症状 : 腹痛や下痢、発熱の症状があり病院に入院
原因物質 : 2人の便から腸管出血性大腸菌O157を検出
原因食品 : 原因となる食材は特定されていません。
処分 : 無期限の営業禁止
予防・対策 : 手洗い、調理器具の洗浄・殺菌、原料の鮮度管理徹底と肉の十分な加熱

◆愛知県碧南市の飲食店の仕出し料理で35人がサルモネラ菌による食中毒 (2017年8月28日)
発生日 : 8月12日(土)
発生場所・症状 : 仕出し料理を食べた208人のうち35人が下痢や吐き気等の症状
原因物質 : 一部の患者の便からサルモネラ菌を検出
原因食品 : 同店の仕出し料理
処分 : 営業禁止
予防・対策 : 肉や卵は十分に加熱、施設の清掃、消毒の徹底、2次汚染に注意

◆福岡県福岡市の飲食店で食事をした5人がサルモネラ菌による食中毒 (2017年8月28日)
発生日 : 7月29日(土)~30日(日)
発生場所・症状 : 29、30日に会食した女性客5人が下痢などの症状
原因物質 : 客3人と従業員1人からサルモネラ菌を検出 原因食品 : サラダ(温野菜,葉菜,生ハム,蒸し鶏肉)、スープ(にんじん)、パスタ(冷製トマト ソース)、パン 処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 肉や卵は十分に加熱、施設の清掃、消毒の徹底、2次汚染に注意

◆愛媛県松山市道後温泉の飲食店で食事をした観光客23人がサルモネラ菌による食中毒 (2017年8月28日)
発生日 : 8月11日(金)~12日(土)
発生場所・症状 : 観光客ら23人が下痢や腹痛などの症状
原因物質 : 患者の便からサルモネラ菌を検出
原因食品 : 同店の昼食
処分 : 2日間の営業停止
予防・対策 : 肉や卵は十分に加熱、卵の生食は新鮮なものに限る。2次汚染に注意

◆大分県大分市市の飲食店で食事をした8人がサルモネラ菌による食中毒 (2017年8月28日)
発生日 : 8月19日(土)
発生場所・症状 : 大分市内の飲食店で食事をした16人のうち8人が下痢、発熱、腹痛等の症状 原因物質 : 患者の便からサルモネラ菌を検出
原因食品 : サラダ、串焼、冷奴、唐揚、チーズ揚、玉子焼、牛タンステーキ、チキン南蛮、マグロユッケ等
処分 : 2日間の営業停止
予防・対策 : 生卵の取り扱い注意。冷蔵庫内での加熱・非加熱原料の区分け、十分な加熱

◆福岡県福岡市のホテルの披露宴で73人がノロウイルスによる食中毒 (2017年8月28日)
発生日 : 8月11日(金)
発生場所・症状 : 披露宴に出席した73人が下痢、発熱、嘔吐等の症状
原因物質 : 出席者26人と調理従事者1人からノロウイルスを検出
原因食品 : 当該披露宴で提供された食事もしくは調理従事者からの2次汚染
処分 : 2日間の営業停止
予防・対策 : 調理従事者の健康状態の確認及び衛生教育徹底。原料の衛生管理徹底。

◆山形県山形市の回転寿司店の寿司で22人がノロウイルスによる食中毒 (2017年8月28日)
発生日 : 8月20日(日)
発生場所・症状 : 3人のうち2人が下痢や嘔吐などの症状、他に38人が持ち帰りすしを食べた20人が同様の症状
原因物質 : 調理に関わった従業員1人の便からノロウイルスを検出
原因食品 : にぎり寿司、巻き寿司、海鮮丼、ちらし寿司
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 調理従事者の健康状態の確認及び衛生教育徹底。原料の衛生管理徹底。

◆千葉県富里市の寿司店で食事をした1人がアニサキスによる食中毒 (2017年8月28日)
発生日 : 8月12日(土)
発生場所・症状 : 食事した男性が胃痛や嘔吐の症状
原因物質 : アニサキス
原因食品 : 寿司(シメサバ、イワシ、シンコ)等
処分 : 2日間の営業停止
予防・対策 : 冷凍保存、目視での除去

◆秋田県秋田市の飲食店で日本酒の空き瓶に入れていた洗剤で2人が化学物質による食中毒 (2017年8月28日)
発生日 : 8月19日(土)
発生場所・症状 : 日本酒の空き瓶に入れて保管していた洗剤を誤って客に出し、飲んだ客2人が口や喉の痛み、口腔内のただれ、嘔吐などの症状
原因物質 : 化学物質(厨房用洗剤)
原因食品 : 日本酒として提供された厨房用洗剤
処分 : 5日間の営業停止
予防・対策 : 使用容器の注意徹底

◆静岡県焼津市の病院の給食で28人がウエルシュ菌による食中毒 (2017年8月28日)
発生日 : 8月15日(火)
発生場所・症状 : 入院患者や職員、合計28人が下痢や腹痛といった症状
原因物質 : ウエルシュ菌
原因食品 : ほうれん草のおひたし、ほうれん草のソテー
処分 : 当分の間業務禁止
予防・対策 : 前日調理したものの提供注意。再加熱はしっかりと撹拌子行う。

◆北海道札幌市の飲食店でかき氷を食べた3人が黄色ブドウ球菌による食中毒 (2017年8月28日)
発生日 : 8月15日(火)
発生場所・症状 : 嘔吐、下痢、腹痛などの症状
原因物質 : 黄色ブドウ球菌
原因食品 : かき氷
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 衛生管理教育の徹底、手洗い、傷や膿がないかの確認と衛生手袋の着用徹底。
◆北海道札幌市の弁当店の弁当を食べた9人が黄色ブドウ球菌による食中毒 (2017年8月28日)
発生日 : 8月19日(土)
発生場所・症状 : 「おにぎり弁当」を食べた9人が下痢などの症状
原因物質 : 黄色ブドウ球菌
原因食品 : おにぎり弁当 処分 : 営業禁止。飲食店営業許可を受けておらず、2014年から無許可で営業を続けていた。
予防・対策 : 衛生管理教育の徹底、手洗い、傷や膿がないかの確認と衛生手袋の着用徹底。
◆埼玉県川越市の飲食店で食事をした4人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年8月28日)
発生日 : 8月16日(水)
発生場所・症状 : 4人が発熱や下痢などの症状
原因物質 : 2人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 焼き鳥や温野菜など
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 肉は十分に加熱、調理器具の洗浄殺菌と使い分け。従業員の衛生教育実施。