週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(8月7日)

今週の注意事項…8月は腸管出血性大腸菌O157による食中毒が多発します。食中毒3原則の徹底をお願いします。 (2017年8月7日)

 バーベキュー等野外活動により焼肉等を食べる機会が増えるとともに、気温が高くなる今の時期、カンピロバクターとともに腸管出血性大腸菌での患者増が見られます。本来大腸菌は腸管の中に生息していて、食中毒を起こすことはありません。このうち、激しい下痢や腸炎などの原因になるものが「病原性大腸菌」です。その中で腸管出血性大腸菌というグループの『O157』は、ベロ毒素という強い毒素をつくる代表的病原性大腸菌で、洗浄殺菌やしっかり加熱することで死滅しますが、高齢者や幼児は重篤化すると死に至り、食物を経口する等で、感染が家族にも広がります。食中毒予防の3原則、食中毒の原因菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」の徹底をお願いします。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆「人毛」が錠剤から飛び出している。「タケダ」ビタミンC錠剤、3800個を自主回収 (2017年8月7日)
発生日 : 7月31日(月)
原因食品等 : 「ビタミンC『タケダ』」(300錠入り)
混入異物 : 錠剤から毛のようなものが飛び出している
<対策等>
3月に出荷された計3880製品を自主回収
作業員の衣服などに付着した人毛が、製造時に混入した可能性あり。作業手順や機器の清掃工程の見直し、管理体制の強化を実施

◆北海道茅部郡のアイス工房のアイスミルクから大腸菌群検出 (2017年8月7日)
発生日 : 7月21日(金)
原因食品等 : ミリーチェ
混入異物 : 成分規格違反:大腸菌群陽性
<対策等>
自主回収
北海道渡島保健所は営業者に対し、文書により原因究明及び改善等を指導した。

◆長崎県諫早市内の菓子店製造の「あんまん」に釘が混入 (2017年8月7日)
発生日 : 7月21日(金)
原因食品等 : 市立太陽保育所が子どもにおやつとして出したあんまん
混入異物 : あんを調製する機械のふたから落ちた長さ2.7cmの釘が混入
<対策等>
食材納入業者に対し一層の安全確認の徹底を指導
食材納入業者に一層の安全確認の徹底、保育所では内部が確認できる大きさでの切り分けなどを検討する。

<食中毒>

◆埼玉県さいたま市の飲食店で食事した女性2人が腸管出血性大腸菌O157による食中毒 (2017年8月7日)
発生日 : 7月21日(金)
発生場所・症状 : 腹痛や下痢、血便などの症状
原因物質 : 2人からO157を検出
原因食品 : 同店の食事
処分 : 3日間の営業停止
<予防・対策>
食中毒予防の3原則、食中毒の原因菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」の徹底

◆福島県会津若松市の旅館で44人が腸管出血性大腸菌O157による食中毒 (2017年8月7日)
発生日 : 7月23日(日)~7月25日(火)
発生場所・症状 : 腹痛や下痢などの症状
原因物質 : 5人からO157を検出
原因食品 : 旅館で提供された料理
処分 : 3日間の営業停止
<予防・対策>
食中毒予防の3原則、食中毒の原因菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」の徹底

◆札幌市西区の病院で腸管出血性大腸菌O157の集団感染、入院患者2人が死亡 (2017年8月7日)
発生日 : 7月27日(木)~8月2日(水)
発生場所・症状 : 70~90代の男女計16人が発熱や下痢などの症状
原因物質 : 10人の便からO157を検出
原因食品 : 病院食や調理を担当した職員からは検出されず。、原因究明のため、引き続き調査実施
処分 : なし
<予防・対策>
施設の消毒の強化、デイケア及び外来の中止

◆福岡県北九州市で30歳男性が腸管出血性大腸菌O157に感染 (2017年8月7日)
発生日 : 7月25日(火)
発生場所・症状 : 市内医療機関から連絡。30歳男性、腹痛、下痢、嘔吐あり。便検査実施、血便
原因物質 : 便からO157を検出
原因食品 : 調査中
処分 : なし
<予防・対策>
患者に対する健康調査と感染症拡大防止の指導実施

◆香川県高松市の飲食店で食事をした5人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年8月7日)
発生日 : 7月14日(金)
発生場所・症状 : 「生食には使用しないでください。」と記載も刺身として提供、5人が下痢、発熱等の症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : 鶏刺し三種盛(肝、ズリ、ハツ)、鶏たたき(モモ、ムネ)等
処分 : 5日間の営業停止
<予防・対策>
生食提供への注意徹底。従業員の食中毒教育実施。

◆佐賀県佐賀市の飲食店で食事をした9人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年8月7日)
発生日 : 7月21日(金)
発生場所・症状 : 9人が下痢や発熱などの症状
原因物質 : 便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 鶏のたたき
処分 : 5日間の営業停止
<予防・対策>
生食提供の注意することと肉は十分に加熱する。従業員の衛生教育実施。

◆茨城県牛久市のスーパーマーケットで刺身購入し1人がアニサキスによる食中毒 (2017年8月7日)
発生日 : 7月30日(日)
発生場所・症状 : 腹痛、嘔吐,下痢等の症状
原因物質 : 患者の胃からアニサキス虫体が摘出
原因食品 : 当該施設が販売したヒラメの刺身用柵又はアジの刺身
処分 : 2日間の営業停止
<予防・対策>
7月31日(月)から生食用鮮魚介類販売一部自粛

◆東京都渋谷区の中華食堂の食事でセレウス菌による食中毒 (2017年8月7日)
発生日 : 7月12日(水)
発生場所・症状 : 4人が下痢、発熱、腹痛などの症状
原因物質 : カンピロバクターを検出
原因食品 : 調理提供された料理
処分 : 7日間の営業停止
<予防・対策>
米飯は、室温に6時間以上放置しない。余った物は必ず冷蔵保存する。