週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(9月19日)

今週の注意事項…群馬県の店舗で検出されたO157で3才の女児が死亡しました。この店は調理室での衛生管理が問題で、衛生管理マニュアルがあっても守らない体質に問題があります。まず、トングの使い分けと30分に1回の交換、包丁やまな板の使用区分の徹底、殺菌液や消毒液の管理を自ら徹底することが先決です。

11都県のO157の感染者から同じ遺伝子型の菌が検出され、死亡した女児から検出された菌も同じ遺伝子型で、女児は腎臓の機能が低下する溶血性尿毒症症候群を発症していました。
 死亡した女児が食べた惣菜を販売した前橋市の店では、その日の開店直後から複数の惣菜で細菌が付着していたと見られることがわかりました。このうち、午前中に買った惣菜を食べて感染した人全員がポテトサラダは食べておらず、サラダとは別工場から仕入れた炒め物を食べていることから、感染経路の特定を進めています。
 同じトングで複数の惣菜を取ることもあり、盛りつけ作業中に汚染されたものを持ち込んだということも考えられますが、包丁やまな板の使い回しもあり、消毒液の使用期限が切れるなどしていて、衛生管理に問題があることも原因の一つだと考えられます。まずは、トングの使い分けと30分に1回の交換、包丁やまな板の使用区分の徹底、殺菌液や消毒液の管理を自ら徹底することが先決です。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆東京都は「アイメックス・トレーディング株式会社」が輸入したトマトソースから安息香酸検出、回収、保管指示
発生日 : 9月11日 (月) 指示
原因食品等 : トマトソース(MOLHO DE TOMATO TARANTELLA)
混入異物 : 安息香酸 0.43g/kg 検出 (食品添加物の対象外使用)
対策等 : 回収・保管指示
東京都は9月11日、輸入者に対し、文書により当該品の回収、保管を指示した。

<食中毒>

◆北海道で研修に参加した川越市の中学生ら29人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 9月13日 (水)
発生場所.症状 : 「川越市少年の翼」の研修に参加した中学生ら29人が発熱や下痢などの症状
原因物質 : 12人からカンピロバクタ―を検出
原因食品 : 特定できず
処分 : - 予防.対策 : 原料の管理状態確認と調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理徹底

◆埼玉県さいたま市の居酒屋で食事をした7人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 9月1日 (金) ~9月5日 (火)
発生場所.症状 : 利用客が下痢、発熱などの体調不良
原因物質 : 6人の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 鶏のたたきなど
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 原料の管理状態確認と鶏の生食注意、従業員の衛生管理徹底

◆大阪府大阪市の飲食店で食事をした7人がカンピロバクターによる食中毒 
発生日 : 9月11日 (月) 公表
発生場所.症状 : 食中毒症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : 同店のコース料理
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : 原料の管理状態確認と調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理徹底

◆北海道札幌市の飲食店で食事をした7人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 8月28日 (月)
発生場所.症状 : 下痢、腹痛、発熱等 の症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : 8/26に当該飲食店が提供した料理
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 原料の管理状態確認と鶏の生食注意、従業員の衛生管理徹底

◆福岡県福岡市の飲食店で食事をした3人がカンピロバクターによる食中毒による食中毒
発生日 : 9月5日 (火)
発生場所.症状 : 下痢、腹痛、発熱等 の症状
原因物質 : 2人の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : カンパチ寿司、キモ,ハツ,豚バラ,つくね,とり皮,砂ずり
処分 : 1日間の営業停止
予防.対策 : 調理器具の洗浄殺菌の徹底と調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理教育実施

◆群馬県みなかみ町のラーメン店で食事をした人がセレウス菌にうよる食中毒
発生日 : 9月3日 (日)
発生場所.症状 : 嘔吐、下痢等の症状
原因物質 : 事者の便及び調理器具等の拭き取り検体からセレウス菌を検出
原因食品 : チャーハン、ラーメン、漬物等
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 熱に非常に強く、90℃60分の加熱やアルコール等消毒薬でも死滅しない。大量調理せずに必要最少量の食品を調理、調理後はすぐ食べる。調理後保存する場合、速やかに55℃以上での保温か8℃以下で冷蔵

◆秋田県秋田市の弁当工場の弁当を食べた7人がエルシニア菌による食中毒
発生日 : 9月1日 (金) ~3日 (日)
発生場所.症状 : 3人が下痢、腹痛、発熱等 の症状
原因物質 : 患者の便からエルシニア菌を検出
原因食品 : 同工場で調製された弁当
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : エルニシア菌は4℃以下でも発育可能な低温発育性の病原菌です。ヒト、動物の糞便、特に、豚が保菌しており、豚肉の汚染が高いです。未消毒の井戸水による水系感染も報告されています。調理器具、手指からの二次汚染防止、特に豚肉は、75℃1分間以上の加熱調理で中心部まで十分加熱します。

◆茨城県日立市のスーパーで購入したサンマの刺身で1人がアニサキスによる食中毒
発生日 : 9月5日 (火)
発生場所.症状 : 腹痛や吐気等の症状
原因物質 : 患者の胃からアニサキスを摘出
原因食品 : サンマの刺身
処分 : 1日間の営業停止
予防.対策 : 目視確認、内臓の素早い除去、細かく刻む。