週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(9月25日)

今週の注意事項…O157食中毒で、厚労省は全国の自治体担当者の緊急会議を実施し、関東地方等全国各地で検出されていることを説明したうえで、国やそれぞれの自治体の間で感染者の詳しい情報などを速やかに共有できていたかどうか、検証していく考えを示しました。先月、富山県で確認された患者のO157の遺伝子型が、関東の惣菜店での集団食中毒の遺伝子と同型であることが分かりました。また、惣菜店運営会社は系列17店舗すべてを閉店しました。
 厚生労働省は、死亡した女の子などから検出されたものと同じ遺伝子の型のO157が、関東地方など全国各地で検出されていることを説明したうえで、国やそれぞれの自治体の間で感染者の詳しい情報などを速やかに共有できていたかどうか検証していく考えを示しました。一方、自治体の担当者からは今回のように同じ遺伝子の型が広域で確認された場合は、国が速やかに情報を集約して、全国の自治体に注意喚起してほしいという要望が出ていました。厚生労働省は、自治体から報告されるO157の患者数は今月に入って減少傾向にあるものの、引き続き感染への注意が必要だとして、自治体に対し、注意喚起などの感染防止対策を徹底するよう呼びかけています。

今月上旬から中旬にかけて山形県鶴岡市の医療機関を受診した14人からサルモネラ菌が検出され、このうち80代の女性が死亡しました。

先月、関東で発生した集団食中毒と同じ遺伝子型のO157が検出されたのは、富山市保健所管内の30代と70代の女性と、高岡厚生センター管内の50代の男性の3人で、それぞれ別の日に感染が確認されました。まだ、原因は不明です。

群馬県と埼玉県にある同じ系列の惣菜店の利用客が相次いでO157に感染し、3歳の女の子が死亡した問題で、惣菜店の運営会社は店の利用者が亡くなったことへの責任や、客足が思うように戻らなかったことなどから、20日、関東地方の系列17店舗すべてを閉店しました。

山形県で今月6日から18日にかけて、下痢や発熱などの症状を訴えて医療機関を受診した鶴岡市内の幼児から90代までの男女14人からサルモネラ菌が検出され、このうち80代の女性が死亡しました。また、重症ではないものの7人が今も入院しているということです。14人が食べたものや利用した飲食店などに共通点は見つかっていないということで、県は検出されたサルモネラ菌のDNAを調べたり詳しい聞き取りを行ったりして、感染経路の特定を進めています。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆ 滋賀県の学校給食に裁断機刃先混入の可能性。6千人分の提供中止
発生日: 9月19日 (火)
原因食品等: きゅうり(きゅうりともやしのポン酢和え)
混入異物 : ステンレス製の裁断機刃先
対策等: 給食から、同メニューの提供を中止
欠けたのはステンレス製の刃先で縦約1ミリ、横3ミリ。午前10時半ごろ、キュウリを切った後の点検作業中に職員が欠けているのを見つけた。調理前は異常はなかったという。

◆神奈川県大磯町の給食食べ残し問題、 髪の毛・小バエ等異物混入84件
発生日: 9月19日 (火) 報告
原因食品等: 給食
混入異物 : 髪の毛・小バエ等
対策等: 品質管理体制の強化
今後、製造する給食を写真で撮影するなどして再発防止策を進める。本社から品質管理の担当者を工場に追加派遣し、品質管理を強化する。同じ業者が製造した横浜、相模原市立中の給食でも16年度以降、計44件の異物混入が確認されていた。

◆北海道浦河郡の卸売市場のピーマンから農薬成分ダイアジノンを検出
発生日:  9月16日 (土) 公表
原因食品等: ピーマン (150g×25袋)(平成29年9月11日出荷)
混入異物 : 農薬成分(ダイアジノン)0.5ppm(残留基準値:0.1ppm)を検出
対策等: 自主回収
当該ピーマンを一生涯、通常の量を食べ続けても問題はない。ダイアジノンの1日摂取許容量(ADI)は体重1㎏当たり0.001㎎であり、当該ピーマン100g(約3戸)を体重50kgの人が毎日、一生涯食べ続けたとしても 健康への影響はない。

<食中毒>

◆山形県鶴岡市の2つの医療機関で計14人の患者からサルモネラ菌を検出、80代の女性1人が死亡
発生日 : 9月6日 (水) ~9月18日 (月)
発生場所.症状 : 鶴岡市内の幼児から90代までの男女14人が下痢や発熱などの症状
原因物質 : 14人からサルモネラ菌を検出 原因食品 : 調査中(食べたものや利用した飲食店などに共通点は見つかっていない。)
処分 : ー
予防.対策 :食べ物による感染が多いため、食品を十分に加熱するほか手洗いなどを徹底する。

◆静岡県下田市の大学で提供された給食で46人がO159による食中毒
発生日 : 9月4日 (月) ~9月10日 (日)
発生場所.症状 : 学生や教員など46人が相次いで腹痛や下痢などの症状
原因物質 : 7人からO159を検出 原因食品 : 給食施設で調理、提供された朝食や夕食
処分 : 営業禁止
予防.対策 : O159は、腸管内で下痢の原因となる毒素を産生することから、腸管毒素原性大腸菌(enterotoxigenic E.coli、略してETEC)と呼ばれています。海外での生物を食べない。手洗い、調理食品の十分な加熱

◆大阪府大阪市の焼肉店で2人が腸管出血性大腸菌による食中毒
発生日 : 9月20日 (水)公表
発生場所.症状 : 食中毒症状
原因物質 : 腸管出血性大腸菌
原因食品 : 焼肉・しゃぶしゃぶ・すき焼等
処分 : 1日間の営業停止
予防.対策 : 焼肉やすき焼の時、生肉を触る箸と食事用の箸は別にする。中心温度75℃以上で1分間以上の加熱。

◆香川県小豆島の飲食店の弁当で13人がサルモネラ菌による食中毒
発生日 : 9月10日 (日)
発生場所.症状 : 13人が下痢や発熱、腹痛などの症状
原因物質 : 患者の便からサルモネラ菌を検出
原因食品 : 同店の弁当(エビフライ、ウインナー、鯖塩焼、若鶏唐揚、ポテトサラダ、きんぴら、煮物、卵焼等)
処分 : 5日間の営業停止
予防.対策 : 加熱調理の徹底や調理器具の消毒、十分な手洗いなどの徹底

◆長崎県佐世保市の飲食店で食事をした2人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 9月2日(土)
発生場所.症状 : 下痢、腹痛などの症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : 8/30に当該飲食店が提供した「ササミのレア焼」
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : 原料の管理状態確認と加熱用原料は食提供しない。従業員の衛生管理徹底

◆広島県広島市の飲食店で食事をした10人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 9月3日 (日) ~9月5日 (火)
発生場所.症状 : 下痢、腹痛、発熱等 の症状
原因物質 : 患者の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 赤鶏むねのたたき、赤鶏むねのサイコロステーキ
処分 : 営業禁止
予防.対策 : 調理器具の洗浄殺菌の徹底と調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理教育実施

◆熊本県熊本市の焼鳥店で食事をした3人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 9月7日 (木)
発生場所.症状 : 腹痛、下痢、発熱、関節痛の症状
原因物質 : カンピロバクターを検出
原因食品 : 5日(火)に提供された食事
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 調理器具の洗浄殺菌の徹底と調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理教育実施

◆岡山県倉敷市のグループホームで食事をした5人がウェルシュ菌による食中毒
発生日 : 9月15日 (金)
発生場所.症状 : 下痢の食中毒症状
原因物質 : 5人の便からウェルシュ菌を検出
原因食品 : シチュー
処分 : 4日間の業務停止
予防.対策 : 冷蔵庫で保管、再加熱する際は中心部まで十分攪拌し、火を通す。

◆山梨県北杜市の飲食店製造の弁当を食べた14人がセレウス菌による食中毒
発生日 : 9月12日 (火)
発生場所.症状 : 下痢の食中毒症状
原因物質 : 検便及び弁当(飲食店で保存していたもの)からセレウス菌を検出
原因食品 : 弁当
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 冷蔵庫で保管、再加熱する際は中心部まで十分攪拌し、火を通す。

◆東京都江戸川区のスーパーの鮮魚売り場で1人がアニサキスによる食中毒
発生日 : 9月21日 (木) 公表
発生場所.症状 : 食中毒症状
原因物質 : アニサキス
原因食品 : 同店の鮮魚
処分 : 営業停止(1日間)及び 取扱改善命令
予防.対策 : 目視での除去、冷凍または細かく刻む。

◆東京都千代田区の飲食店の料理でアニサキスによる食中毒
発生日 : 9月9日 (土)
発生場所.症状 : 食中毒症状
原因物質 : 患者からアニサキスを検出
原因食品 : しめさば
処分 : 営業停止(1日間)及び 取扱改善命令
予防.対策 : 目視での除去、冷凍または細かく刻む。

◆島根県出雲市の飲食店で食事をした5人がクドアによる食中毒
発生日 : 9月16日 (土) 公表
発生場所.症状 : 5人が下痢などの症
原因物質 : 患者の吐物及び残品のヒラメからクドアを検出
原因食品 : ヒラメの刺身
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : 目視での除去、-15度~-20℃で4時間、またはは75℃で5分以上加熱