週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(10月2日)

今週の注意事項…学校給食での異物混入が今週も報告されています。福岡県田川市では半年間で49件も報告されていることがわかりました。また、牛乳の異臭で小中学生1900人が症状を訴えるなど、大規模な事故につながることもあり得る事故が相次いでいます。群馬県の惣菜会社でのO157もそうですが、マニュアルがあっても守らないのが問題です。また、食品衛生や食中毒に対する企業全体での意識強化、徹底対応策を早急に見直すべきです。

福岡県田川市の中学校で給食に相次いで異物混入が見つかった問題で、同じ業者による弁当で、同県大野城市、新宮町、須恵町の3市町でも異物混入が4月以降計15件あったことが分かりました。異物混入は計57件となり、弁当の容器に虫の死骸が付着していたり、鳥の羽根が入っていたりしていました。半年の間方向く屋対策をとっていなかったことにも問題がありますが、企業全体に、衛生管理に対する危機感が薄いと感じられます。まずは、マニュアルの整備、品質管理担当者の抜き打ち点検、異物や調理器具の洗浄ルールと徹底を評価制度に入れる。など対策も徹底すべきです。
 スーパーや惣菜店ではO157問題から、各企業様々な動きが出ています。例えば、イオンは1日3回のトングなどの洗浄、消毒を1時間に1回することを売場で告知しています。企業としての徹底が重要です。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆高島屋 輸入キャンディー容器に金属片混入、自主回収
発生日 : 9月27日 (水)
原因食品等 : フランスから輸入し、販売しているフィナベル ブランドのキャンディー
混入異物 : 客が容器の瓶の中に金属片を発見
対策等 : 自主回収
混入の報告は、1件だけで、これまでに健康被害は報告されていないということだが、高島屋は、気づかず食べた場合、口の中を傷つけるおそれがあるとして自主回収を始め、混入の原因をくわしく調べている。

◆東京都新宿区と板橋区の小中学生1900人から、給食の牛乳で異臭や「味が変だ」との訴え
発生日 : 9月26日 (火) 報告
原因食品等 : 明治戸田工場(埼玉県戸田市)が製造の200㎖瓶牛乳
混入異物 : 異臭や「味が変だ」との訴え
対策等 : 品質管理体制の強化  明治はホームページにおわび文書を掲載し「理化学検査や微生物検査では異常は認められなかった」としている。引き続き原因を調べる。埼玉県は26日、工場を立ち入り検査したが、製造ラインに衛生上の問題はなかった。

<食中毒>

<食中毒>
◆愛知県岡崎市の仕出し店の弁当を食べた幼稚園児87人がサルモネラ菌による食中毒
発生日 : 9月21日 (木) ~9月28日 (木)
発生場所.症状 : 4つの幼稚園で園児87人が下痢や発熱、嘔吐など食中毒の症状
原因物質 : 複数の園児からサルモネラ菌を検出
原因食品 : 仕出し弁当
処分 : 営業禁止(同社は昨年4月にも弁当で約70人の食中毒を起こし、3日間の営業禁止処分を受けている。)
予防.対策 : 原料の冷蔵保管徹底。肉、魚、卵は良く加熱。調理器具の洗浄や消毒で二次汚染を防ぐ。

◆鳥取県米子市の保育園で22人の感染性胃腸炎集団発生
発生日 : 9月14日 (木)
発生場所.症状 : 多数の園児に下痢、嘔吐の症状。有症状者の一部からノロウイルスを検出
原因物質 : ノロウイルスによるの可能性
原因食品 : 調査中
処分 : -

◆岐阜県養老町の焼肉店で食事をした6人がO157による食中毒
発生日 : 9月20日 (水)
発生場所.症状 : 65人が腹痛や血便の食中毒症状
原因物質 : 便からO157を検出
原因食品 : 牛タンや牛カルビ、牛ロース、ホルモン等
処分 : 営業禁止
予防.対策 : "原料の管理状態確認と調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理徹底

◆群馬県桐生市の保育所で園児3人からO157検出
発生日: 8月28日 (月) ~9月6日 (水)
発生場所.症状 : 園児3人に下痢などの症状
原因物質 : 1歳~3歳までの園児3人からO157を検出
原因食品 : -
処分 : -
予防.対策 : 2次汚染に注意、トイレの後の手洗い徹底

◆埼玉県さいたま市の飲食店で食事した8人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 9月15日 (金)
発生場所.症状 : 20人中9人が下痢、発熱などの症状
原因物質 : 3人からカンピロバクターを検出
原因食品 : "加熱用鶏肉の不十分な加熱(鶏のたたき、つくね串、鶏すきやきなど)
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 原料の管理状態確認と加熱用原料は生食提供しない。従業員の衛生管理徹底

◆秋田県大仙市の仕出し業者の弁当で15人がカンピロバクターによる食中毒 発生日 : 9月18日 (月)
発生場所.症状 : 15人が下痢などの症状
原因物質 : 2人からカンピロバクターを検出
原因食品 : ミニバスケットボールの交流試合時に食べた弁当
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 加熱調理の徹底や調理器具の消毒、十分な手洗いなどの徹底

◆香川県高松市の飲食店で食事をした4人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 9月12日 (火)
発生場所.症状 : 4人が下痢、腹痛などの症状
原因物質 : 患者の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 鶏たたき(むね) 、砂肝焼、石焼きロー ストなど
処分 : 5日間の営業停止
予防.対策 : 加熱用原料は生食提供しない。

◆和歌山御坊市の焼鳥店で食事をした6人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 9月16日 (土)
発生場所.症状 : 6人が下痢や腹痛などの症状
原因物質 : 3人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 鶏造り4種盛りなど加熱不十分な鶏料理
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 原料の管理状態確認と十分な加熱徹底。生食提供注意。従業員の衛生管理徹底

◆三重県松坂市の飲食店で食事をした4人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 9月11日 (月)
発生場所.症状 : 4人が腹痛、下痢などの食中毒症状
原因物質 : 患者の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : ササミ刺し、手羽刺し等
処分 : 営業禁止
予防.対策 : 原料の管理状態確認と十分な加熱徹底。生食提供注意。従業員の衛生管理徹底

◆広島県広島市の飲食店で食事をした3人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 9月12日 (火)
発生場所.症状 : 6人中3人が下痢、発熱、腹痛などの症状
原因物質 : 患者の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 地鶏の刺し身、鶏レバーの刺身、鶏ずりの刺身
処分 : 営業禁止
予防.対策 : 原料の管理状態確認と十分な加熱徹底。生食提供注意。従業員の衛生管理徹底

◆北海道北見市の飲食店で食事をしたツアー客13人がウエルシュ菌による食中毒
発生日 : 9月17日 (日)
発生場所.症状 : 32人中13人が下痢、腹痛、嘔吐等の症状
原因物質 : 有症者の便からウエルシュ菌を検出
原因食品 : カキのみそ煮、玉子のカニあんかけなど
処分 : 4日間の営業停止
予防.対策 : 前日調理品は十分な再加熱。施設設備及び器具等の清掃・消毒徹底、調理従事者への衛生教育

◆千葉県市川市の食料品店で購入したサンマの刺身でアニサキスによる食中毒
発生日 : 9月9日 (土)
発生場所.症状 : 腹痛や吐き気などの症状
原因物質 : 患者の胃からアニサキスを検出
原因食品 : サンマの刺身
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : 目視での除去。加熱したり、マイナス20℃で24時間以上冷凍