週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(10月9日)

今週の注意事項…ポテトサラダO157事故の感染源はまだ特定できていません。厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」の再徹底や自社のマニュアル整備など自ら予防・対策を徹底してください。9月後半は、気温が高かったことからか、夏型の食中毒「サルモネラ菌」による事故が目立ち、死者も出ました。10月とはいえ、前半は東京では25℃以上の日が予想されていますので注意が必要です。ノロウイルスが10月から増えてきますので、合わせて注意を図ってください。

O157の飲食店でのレバ刺し提供禁止は、牛の生肉のユッケが汚染された表面を削り落とす規格基準に対し、レバーの場合は菌が内部にいて、除去できないことから禁止となりました。しかし、野菜は汚染が表面だけで、しっかり洗浄すれば菌を取り除くことができると考えられるため禁止されませんでした。食中毒予防のため、給食施設などが順守しなければならない厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」では、野菜について「流水で3回以上水洗い」「必要に応じて、次亜塩素酸ナトリウムなどで殺菌した後、流水で十分すすぎ洗いする」などとしています。また、生肉などを調理した包丁やまな板による「交差汚染」も無視できないので、包丁やまな板は肉用と野菜用で分けることが勧められています。「大量調理施設衛生管理マニュアル」の再徹底や自社でのマニュアルの整備など自ら予防・対策を徹底してください。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆京都府京都市コーヒー店の「カフェオレ」紙パックから除草剤成分を検出、2万7千本超回収
発生日 : 9月27日 (水)
原因食品等 : コーヒー飲料「京都 小川珈琲カフェオレ190ミリリットル」
混入異物 : 紙パック上部の変色に気付き、調査し回収、トリフルラリンを検出
対策等 : 自主回収
 コーヒー飲料「京都 小川珈琲カフェオレ190㎖」の紙パックの一部から除草剤に使われる化学物質の成分が見つかった。原因を調べるとともに製造日と製造場所が同じ商品約2万7,600本の回収を決めた。

◆ポークソーセージ、包装不良で微生物増殖の可能性。回収・返金
発生日 : 9月29日 (金) 報告
原因食品等 : あらびきフランク旨辛スパイシー(伊藤ハム製造)
混入異物 : ファミリーマートが販売した「あらびきフランク旨辛スパイシー」において、包装不良による微生物の増殖の可能性
対策等 : 自主回収・品質管理体制の強化
 真空不良が発生した場合、経過日数によっては真菌類や腐敗菌が増殖する可能性があるため、体調不良になる可能性は否定できない。

◆「輸入ママレードの一部商品でカビが発生、自主回収
発生日 : 9月28日 (木) 報告
原因食品等 : マッカイ シャンパンママレード 340g
混入異物 : 三菱食品」輸入・販売したママレード瓶詰にカビが発生
対策等 : 自主回収・品質管理体制の強化
 一部商品で、カビの発生が認められたことから、回収・返金する。カビの生えた商品を食べた場合、健康被害の可能性がある。これまでに健康被害の報告はない。

◆羽田空港弁当店販売の『松茸ごはん折詰』、別商品の商品ラベルを誤って貼付。アレルギー情報の一部が欠落
発生日 : 9月27日 (水) 販売商品
原因食品等 : 『松茸ごはん折詰』税込 1,350 円
混入異物 : 羽田空港第 2 ターミナル空弁工房店で販売した商品に、別商品の商品ラベルを誤って貼付
対策等 : 自主回収・表示確認の徹底
 えびアレルギーの人が喫食された場合、アレルギー症状を起こす可能性がある。当該商品に別商品の商品ラベル「吉野」を誤貼付し、アレルゲン「えび」の表示欠落が判明したため。

<食中毒>

◆大分県宇佐市の飲食店で食事をした5人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 9月25日 (月)
発生場所.症状 : 男女5人が下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 5人の便からノロウイルスを検出、調理に携わった従業員1人からも検出
原因食品 : から揚げやチキン南蛮の定食
処分 : 1日間の営業停止
予防.対策 : 調理人の手洗いや施設、調理器具の洗浄と消毒の徹底

◆秋田県鹿角市内の保育所で18人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 9月15日 (金) ~18日 (月)
発生場所.症状 : 園児100人のうちの13人が下痢や発熱の症状
原因物質 : 1人からノロウイルスを検出
原因食品 : 不明
処分 : -
予防.対策 : 石鹸での手洗いやうがいなど、予防の徹底

◆鹿児島県大島郡の仕出し弁当店製造の弁当で21人がサルモネラ菌による食中毒
発生日 : 9月14日 (木)
発生場所.症状 : 男女21人が下痢や腹痛、発熱などの症状
原因物質 : 患者の便からサルモネラ菌を検出
原因食品 : イベントで配られた弁当
処分 : 1日間の営業停止
予防.対策 : 生肉調理時の器具、手指から他の食品への二次汚染の防止 、生卵の10℃以下低温保存。

◆三重県伊勢市の喫茶店で食事をした2人がサルモネラ菌による食中毒
発生日 : 9月20日 (水) 発生場所.症状 : 1人が入院、一緒に食事をした知人1人も同様の食中毒疑い
原因物質 : 有症者1人及び従業員の便からサルモネラ菌を検出
原因食品 : 焼きサザエ、焼きエビ、焼きホタテ、焼肉、白ごはん、サラダ、ゴーヤの佃煮、松茸の土瓶蒸しなど
処分 : 営業禁止
予防.対策 : 原料の冷蔵保管と調理時の十分な加熱、従業員の健康管理徹底

◆福島県いわき市の飲食店製造の弁当を食べた15人がサルモネラ菌による食中毒
発生日 : 9月16日 (土) ~9月17日 (日)
発生場所.症状 : 喫食後下痢や腹痛、発熱等の食中毒症状、入院者あり
原因物質 : 提供された仕出し弁当からサルモネラ菌を検出
原因食品 : 16,17日の仕出し弁当
処分 : 5日間の営業停止
予防.対策 : 原料の冷蔵保管と調理時の十分な加熱、従業員の健康管理徹底

◆山形県鶴岡市でのサルモネラ菌感染新たに8人、計25人に。酒田市でも感染者。調査地域を庄内全域に拡大
発生日 : 9月11日 (月) ~27日 (水)
発生場所.症状 : 鶴岡市が小学生男女3人と男子高校生1人、酒田市が未就学児の男女2人と小学生の女児1人、30代の女性1人。当初からの感染者は計25人
原因物質 : 鶴岡市と酒田市で8人のサルモネラ菌感染が判明、先月16日には80代の女性が菌血症で死亡し、90代以上と80代の女性2人は現在も入院中
原因食品 : 同一の菌からの感染拡大かどうか感染経路調査中
処分 : -
予防.対策 : 生肉調理時の器具、手指から他の食品への二次汚染の防止 、生卵の10℃以下低温保存。

◆神奈川県大磯市の飲食店で食事をした1人がアニサキスによる食中毒
発生日 : 9月27日 (水)
発生場所.症状 : 腹痛などの症状
原因物質 : 胃からアニサキスを摘出
原因食品 : サンマの刺身
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : 目視での除去。加熱したり、マイナス20℃で24時間以上冷凍もしくは細かく刻む

◆北海道札幌市の仏料理店で食事をした2人がアニサキスによる食中毒
発生日 : 9月28日 (木)
発生場所.症状 : 2人が腹痛などの症状
原因物質 : 2人の胃からアニサキスを検出
原因食品 : 鮭のミキュイ(食材の中まで微妙に火を通した調理法)
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : 加熱調理の徹底またはマイナス20℃で24時間以上冷凍、目視での除去

◆兵庫県神戸市の飲食店で食事をした1人がアニサキスによる食中毒
発生日 : 9月12日 (火)
発生場所.症状 : 1人が腹痛、吐気の症状
原因物質 : 患者からアニサキスを検出
原因食品 : さんまの姿造り、サーモン寿司
処分 : 1日間の営業停止
予防.対策 : 加熱調理の徹底またはマイナス20℃で24時間以上冷凍、目視での除去

◆佐賀県鳥栖市の保育施設で園児など19人からO157による食中毒
発生日 : 9月25日 (月)
発生場所.症状 : 3才の男子が腹痛や下痢などの症状
原因物質 : 園児と職員など19人からO157を検出
原因食品 : 感染経路調査中
処分 : -
予防.対策 : 調理前などには手洗いを十分にして感染を予防