週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(2月25日)

今週の注意事項・・・食品衛生法改正、HACCP義務化について国会で論議され、東京五輪までに施行が計画されています。政府は今国会に、全ての食品事業者に危害分析重要管理点(HACCP)の導入を義務付ける食品衛生法改正案を提出します。

 政府は今国会に、全ての食品事業者に危害分析重要管理点(HACCP)の導入を義務付ける食品衛生法改正案を提出します。先進国で義務化が進む中、輸出拡大や訪日客の増加を踏まえ、国際レベルの衛生管理体制を整えることが目的で。HACCP導入の負担感が強い小規模事業者向けには、緩やかな基準を設けられます。義務化までに一定の猶予期間も設ける方向です。2020年の東京五輪大会までの施行を目指しています。
 同法改正は15年ぶりで、HACCP義務化の他に、食品企業が異物混入などで商品を自主回収する際に、自治体に報告を義務付けることなども盛り込まれます。HACCPは、食品製造工程の中で、食中毒発生や異物混入を防ぐために、加熱や包装といった重要な工程を監視、記録する方法で、材料や製法に応じて事業者自らが対策を検討し、行う衛生管理手法で、食中毒などの発生防止に有効とされています。欧米では義務化が進み、日本から食品の輸入を受け入れる際の条件にもなっています。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆輸入ミントタブレット「インパクトミント(5種)」「アスパルテーム」に「L-フェニルアラニン化合物を含む」旨の表記が欠落で自主回収
発生日 : 2月15日 (木)
原因食品等 : インパクトミント(5種):マンゴーミント、ピーチミント、ストロベリーミント、ペパーミント、ストロングミント
要因 : 原材料表示のうち、「アスパルテーム」に「L-フェニルアラニン化合物を含む」旨の表記が欠落
予防.対策 : 自主回収

◆バレンタインチョコに金属片混入 約1万6000個自主回収へ
発生日 : 2月13日 (火)
原因食品等 : 名古屋市内の百貨店などで販売された「オードリーショコラ」というチョコレート菓子
要因 : 菓子の中に金属片が混入撹拌。撹拌機の破片が混入した可能性が高い。
予防.対策 : 1万6000個自主回収

<食中毒>

◆宮崎県宮崎市の居酒屋でサラダやもつ鍋などを食べ、2人がA型肝炎ウイルスによる食中毒
発生日 : 2月13日 (火)
発生場所.症状 : 客2人がそれぞれ昨年11月と今年1月に同店で食事をした後、発熱などの症状
原因物質 : 客2人がA型肝炎ウイルスによる食中毒
原因食品 : サラダ、もつ鍋、きのことあさりのアヒージョ等
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 調理の際は石鹸で十分に手を洗う。加熱が必要な食材は十分に加熱するなどの徹底

◆東京都八王子市の仕出し弁当店の弁当を食べた男女52人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 2月18日 (日)
発生場所.症状 : 弁当を食べた男女52人が下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 患者13人、調理従事者3人のふん便からノロウイルスを検出
原因食品 : 同弁当店が提供した食事
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 調理の際は石鹸で十分に手を洗う。調理者の健康管理徹底。

◆三重県鳥羽市の飲食店のカキ食べ放題で36人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 2月12日 (月)
発生場所.症状 : 食べ放題の焼きガキなどを食べた旅行客ら36人が下痢や嘔吐などを発症
原因物質 : 患者からノロウイルスを検出
原因食品 : 焼きガキやカキご飯、カキフライ
処分 : 営業禁止
予防.対策 : カキなど二枚貝は、85℃90秒以上中心部迄しっかりと加熱する。

◆大分県杵築市のカキ小屋でカキ料理を食べた4人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 2月12日 (月)
発生場所.症状 : 食中毒症状
原因物質 : 症状を訴えた2人の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 今月2日~3日に社員食堂で提供した食事
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : カキなど二枚貝は、85℃90秒以上中心部迄しっかりと加熱する。

◆東京都葛飾区の飲食店で加熱不十分の鶏肉料理を食べた3人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 2月2日(金)
発生場所.症状 : 18人が下痢や吐き気などの症状
原因物質 : 3人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 2 日に当該施設で調理し提供した食事
処分 : 5日間の営業停止
予防.対策 : 生肉を調理する際には十分に加熱することや調理器具を熱湯消毒するなどの徹底。
従業員の検便徹底及び健康管理

◆和歌山県和歌山市の飲食店で未加熱の鶏肉料理を食べた9人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 2月9日 (金)
発生場所.症状 : 食事をした9人が下痢や腹痛などの症状
原因物質 : 5人の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 鶏料理など
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 生肉を調理する際には十分に加熱することや調理器具を熱湯消毒するなどの徹底 。
従業員の検便徹底及び健康管理。加熱用の表示がある鶏肉を加熱せずに提供しない。