週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(3月12日)

今週の注意事項・・・カンピロバクターによる集団食中毒が多発しています。食品衛生法では、食中毒での死亡事故などから牛の肝臓や豚肉の生食提供を禁止しています。違反すれば、2年以下の懲役か200万円以下の罰金が科されますが、鶏肉には罰則規定がありません。カンピロバクターによる食中毒は流行期がなく、最近では一年を通して発症し、国内で発生する食中毒原因菌の6割を占める注意を強化する必要がある食中毒菌です。
 南アフリカの食品加工会社からリステリア菌を検出、昨年からの約1年間で約950件発生し、約180人が死亡するなど過去最大の被害となっています。

「他の店では食べることができたのにと言われれば、提供せざるを得ない」「牛や豚の生レバーの提供禁止以来、内臓特有の弾力のある歯ごたえを鶏肝に求める客が多い」という店側の事情が目立ちます。新鮮な鶏肉は安心と勘違いしている人も多いですが、食肉処理したばかりでも菌はあります。加熱調理する際も、肉の中心部が白くなるまで十分に火を通す必要があり、また、加熱用という表示の肉は、生食では絶対提供しないでください。カンピロバクターは、飲食後1~7日で発症、発熱や嘔吐などの症状を引き起こし、呼吸困難や顔面の神経麻痺などを併発することもあります。最近は一年を通して発症し、国内で発生する食中毒原因菌の6割を占めています。
 食中毒の原因となるリステリア菌の感染が南アフリカで広がっています。昨年からの約1年間で約950件発生し、約180人が死亡するなど過去最大の被害となっており、南アフリカの加工肉の輸入を停止する近隣諸国も出てきています。南アフリカ政府は、北部リンポポ州にある食品加工会社が発生場所だったと発表しました。リステリアは感染すると高熱や吐き気、意識障害が出たり、死亡することもある病原微生物で、乳幼児や高齢者など免疫力が低い人に症状が出やすいといわれています。他の食中毒菌と同様、加熱により死滅しますが、4℃以下の低温や12%食塩濃度下でも増殖できる点が特徴です。一般に、食品を冷蔵庫で保存したり塩漬けしていると、食中毒菌が増えないと思いがちですが、このような条件でもリステリアは増殖し、食中毒の原因になる恐れがあります。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆粉ミルク5万6千個自主回収 グリコ子会社など2で社販売
発生日 : 3月6日 (火) 発表
原因食品等 : アサヒグループ食品と江崎グリコの子会社アイクレオ、2社が販売するスティックタイプの粉ミルク計5万6158個
要因 : 。酸化防止のために商品の袋の中に入れる窒素ガスの量が不十分で、賞味期限が保証できないため。
予防.対策 : 自主回収

◆沖縄県沖縄市の小学校の給食で「ひじきのいり煮」にステンレス製たわしの切れ端混入
発生日 : 3月7日 (水)
原因食品等 : 沖縄市照屋の給食センター第1調理場が小学校に提供した給食にステンレス製のたわしの切れ端
要因 : 混入の経緯は不明
予防.対策 : 調理機器の点検徹底。金属探知機の活用。

<食中毒>

◆兵庫県淡路市の飲食店の弁当を食べた14人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 3月6日 (火)
発生場所.症状 : 男女114人が嘔吐や下痢などの食中毒症状
原因物質 : 4人からノロウイルスを検出
原因食品 : 「より道」の弁当
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 調理の際は石鹸で十分に手を洗う。食材の保管・管理方法の確認。

◆愛知県豊田市の飲食店で食事をした10人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 3月3日 (土)
発生場所.症状 : 食事をした10人が食中毒症状
原因物質 : 有症者5人と従業員1人からノロウイルスを検出
原因食品 : 当該施設の食事
処分 : 営業禁止
予防.対策 : 調理の際は石鹸で十分に手を洗う。調理者の健康管理徹底。

◆長野県下伊那郡の仕出し屋の弁当で12人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 2月28日 (水)
発生場所.症状 : 2グループ 12 名で 、2月28日午後11時30分頃から嘔吐 、吐き気 、発熱 、下痢 などの症状
原因物質 : 患者の便 及び調理従事者からノロウイルスを検出
原因食品 : この施設で調理された弁当
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 調理の際は石鹸で十分に手を洗う。食材の保管・管理方法の確認。

◆京都府京都市の居酒屋を利用した33人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 3月4日 (日)
発生場所.症状 : 4日昼から33人が下痢、嘔吐等の症状
原因物質 : 患者8人からノロウイルスを検出
原因食品 : チーズダッカルビ、生ハムとトマトのサラダ、若鶏の唐揚、、煮豚ときゅうりの塩だれたたき、とん平焼きなど
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 調理の際は石鹸で十分に手を洗う。調理者の健康管理徹底。

◆岡山県真庭市の学校の給食で41人がロウイルスによる食中毒
発生日 : 3月3日 (土) ~4日(日) 原因物質 : 患者の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 校内で調理された給食
処分 : 3日間の業務停止
予防.対策 : 調理の際は石鹸で十分に手を洗う。調理者の健康管理徹底。

◆静岡県藤枝市の飲食店の仕出し弁当で44人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 2月14日 (水)
発生場所.症状 : 弁当を食べた44人が下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 一部の患者と調理を担当した4人からノロウイルスを検出
原因食品 : この施設で調理された弁当
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 食材の保管・管理方法の確認、野菜の洗浄殺菌徹底。

◆静岡県伊豆の国市の焼き鳥店で鶏刺しを食べた9人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 2月23日 (金)
発生場所.症状 : 男女9人が下痢や腹痛などの症状
原因物質 : 5人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 2月23日に店で食べた焼き鳥や刺し身など
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 :生肉を調理する際には十分に加熱することや調理器具を熱湯消毒するなどの徹底
従業員の検便徹底及び健康管理

◆大阪府大阪市の飲食店で食事をした9人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 2月23日 (金)
発生場所.症状 : 男女9人が下痢や腹痛などの症状
原因物質 : カンピロバクターを検出
原因食品 : 同店のコース料理
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 :生肉を調理する際には十分に加熱することや調理器具を熱湯消毒するなどの徹底 。

◆佐賀県唐津市の男性が自宅でフグ食べ、テトロドトキシンで一時呼吸困難に
発生日 : 3月4日 (日)
発生場所.症状 : 自宅で自ら釣ったフグを食べた60代の男性が手のしびれや一時呼吸困難
原因物質 : 男性の血液からフグ毒を検出
原因食品 : 自ら釣ったフグの味噌汁
処分 : - 予防.対策 : フグの調理は、免許がない場合行わない。

◆大阪府田尻町の50代男性が大阪湾の天然アサリを食べ貝毒で入院
発生日 : 3月5日 (月)
発生場所.症状 : 5日午前4時頃にアサリを喫食し、1時間後くらいから口や手足のしびれ症状
原因物質 : 麻痺性貝毒による食中毒
原因食品 : ゆでて食べた大阪湾の天然アサリ
処分 : - 予防.対策 : 貝毒は熱に強く、加熱しても無くならない。採取規制、出荷規制がかけられている間は、二枚貝は絶対に採って食べない。

◆和歌山県日高町の保育所でノロウイルスによる56人の集団感染
発生日 : 2月27日 (火) ~3/2日 (金)
発生場所.症状 : 園児53人、職員3人のあわせて56人が嘔吐や下痢の症状
原因物質 : 8人からノロウイルスを検出
感染経路 : ノロウイルスによる感染症と断定
処分 : -
予防.対策 : トイレや手すりなどの消毒や、手洗いの励行などを徹底。