週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(4月16日)

今週の注意事項・・・仕出し屋や特注の弁当によるノロウイルス集団食中毒が目立っています。食材の保管方法や手洗いなど衛生管理には、気を緩めないようにしましょう。また、2次感染予防のため、健康管理や検便も徹底してください。カンピロバクターやウエルシュ菌による食中毒はこれからの時期に多発します。
 新たに貝毒によるマガキなど二枚貝の採取禁止エリアが瀬戸内沿岸に拡大されました。

 
仕出し屋や特注の弁当によるノロウイルス集団食中毒が目立っています。食材の保管方法や手洗いなど衛生管理には、気を緩めないようにしましょう。4月~5月は気温上昇とともに食中毒が増え、7月~9月の夏場に最盛期を迎えます。カンピロバクタ―やウエルシュ菌には特に注意を図ってください。
 兵庫県内の瀬戸内海沿岸の二枚貝から貝毒が検出されている問題で、県は12日、新たに姫路、相生両市のマガキから国の規制値を超える貝毒を検出したと発表しました。県は両市のマガキを含めた二枚貝の採取、出荷を禁止し、禁止エリアが県内の瀬戸内沿岸全域に広がりました。貝毒は熱しても冷凍しても毒性が弱まらず、食べると神経がまひし、重症の場合は死ぬこともあります。 徳島県は9日、徳島市沖で採取したアカガイから過去最高濃度のまひ性貝毒が検出されたと発表し、注意を呼び掛けています。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆ カルビー、「さつまいもん。」30万パック自主回収 内容量を多めに誤記
発生日 : 4月12日 (木) 発表
原因食品等 : 野菜チップス「さつまいもん。バターさつま」
要因 : 内容量が「50グラム」と記載されている商品。実際の内容量は44グラム
予防.対策 : 自主回収、再発防止徹底

◆ カップ麺具材を無許可製造 4トン加工容疑で書類送検
発生日 : 4月9日 (月) 書類送検
原因食品等 : 食品製造会社「営洋」製造のカップ麺具材となる食肉加工品約4トン
要因 : 平成29年7月、3回にわたり、同社工場で食肉の加工品約4トンを無許可で製造した疑い
予防.対策 : 明星食品がカップ麺を自主回収

<食中毒>

◆ 大阪府八尾市の飲食店の弁当で27人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 4月5日 (木)
発生場所.症状 : 4 日(水)に購入した弁当を食べた41人のうち複数人が下痢、嘔吐等の症状
原因物質 : 患者便13 検体及び調理従事者便1検体からノロウイルスを検出
原因食品 : 同飲食店が調製した弁当(ごはん、ロースカツ、キャベツ、トマト、パセリ、漬物 )
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : 調理の際は石鹸で十分に手を洗う。食材の保管・管理方法の確認、検便の徹底

◆ 長野県岡谷市の仕出し屋の弁当で32人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 4月4日 (水)
発生場所.症状 : 弁当を食べた男女32人が下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 弁当を食べた人及び調理担当者2人の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 弁当
処分 : 4日間の営業停止
予防.対策 : 調理の際は石鹸で十分に手を洗う。調理担当者に胃腸炎の症状がある場合調理に関わらない。検便徹底

◆ 長崎県島原市の飲食店の弁当で32人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 4月2日 (月) ~4月3日 (火)
発生場所.症状 : 弁当を食べた高校の女子ソフトテニス部員32人が下痢や腹痛、発熱
原因物質 : 生徒6人及び弁当を提供した店の従業員1人からもノロウイルスを検出
原因食品 : 3月31日(土)及び4月1日(日)に当該飲食店から提供された弁当
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : 調理の際は石鹸で十分に手を洗う。調理担当者に胃腸炎の症状がある場合調理に関わらない。検便徹底

◆ 奈良県橿原市の飲食店「で鶏刺し等食べた8人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 3月31日 (土)
発生場所.症状 : 8人が下痢、発熱、頭痛等の症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : 30日に提供した同店の食事(未加熱の鶏肉が含まれる。)
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 加熱用の鶏肉を生又は加熱不十分な状態で提供しない

◆滋賀県甲賀市の飲食店で食事をした4人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 3月27日 (火)
発生場所.症状 : 食事をした男性4人が下痢や発熱などの症状
原因物質 : 患者2人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 同店が27日に提供した食事
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 加熱用の鶏肉を生又は加熱不十分な状態で提供しない

◆ 滋賀県近江八幡市の飲食店で食事をした9人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 4月1日 (日)
発生場所.症状 : 9人が下痢や発熱などの症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : 31日に提供した同店の食事
処分 : 6日間の営業禁止
予防.対策 : 食材の保管・管理方法、加熱の確認、調理者の教育徹底。 同店は今年1月にもノロウイルスによる食中毒で3日間の営業停止処分を受けていた。

◆ 徳島県徳島市の警察学校の食堂の食事で66人がウエルシュ菌による食中毒
発生日 : 4月2日 (月) ~4月3日 (火)
発生場所.症状 : 当該施設内の食堂で提供された食事で60人余りが腹痛や下痢の症状
原因物質 : 患者14人の便からウェルシュ菌を検出
原因食品 : 2日(月)の昼に提供した豚肉と大根の七味煮、にんじんのきんぴらなどの食事
処分 : 4日間の営業禁止
予防.対策 : 調理後は速やかに食べる。保存する場合は、10℃以下か554℃以上にする。再加熱する場合は、十分に加熱して早めに食べる。

◆ 広島県広島市の飲食店で提供したシメサバで1人がアニサキスによる食中毒
発生日 : 3月28日 (水)
発生場所.症状 : 3人で利用し、この内1人が28日(水)午前4時頃から上腹部痛を呈していた。
原因物質 : 内視鏡によりアニサキス虫体を摘出
原因食品 : 29日夜に提供された食事〔カルパッチョ(しめ鯖)〕 処分 : 営業禁止
予防.対策 : 目視での除去、冷凍保存

◆ 和歌山県岩出市の保育所で園児40人がノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染
発生日 :3月31日 (土) ~4月12日 (木)
発生場所.症状 : 園児286人のうち40人が下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 3人の検体からノロウイルスを検出
感染経路 : 園外で感染した園児の吐しゃ物を介して感染が広がった可能性
処分 : -
予防.対策 : 同保育所に2次感染の予防を指導