週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(5月7日)

今週の注意事項・・・観光や屋外レジャーの機会が増える大型連休などこの時期、熱中症や食中毒に注意してください。また、この四半世紀で最多ペースで規制値を超える事態になっている貝毒が猛威、潮干狩り名所は打撃を受けています。貝毒は加熱しても毒は消えず、手足しびれや歩行困難、死に至ることもあります。

熱中症は、夏だけでなく、体が気温の上昇に慣れていない春にも発生するので、ウオーキングなどで汗をかく機会を増やして、体温上昇に対応できる準備が必要です。大型連休などこれからの時期は屋外でのバーベキューが盛んな時期なので「生や加熱が不十分な肉を食べることは、時に命に関わる危険な行為」です。手や調理器具の洗浄やクーラーボックスで食材を保管、肉の十分な加熱、生肉に触れたトングや箸を食べるときに使用しないことなどを徹底してください。
二枚貝を食べると中毒症状を起こす「貝毒」が、この四半世紀で最多ペースで規制値を超える事態になっています。潮干狩りシーズンを迎える中、二枚貝を持ち帰らないよう呼びかける自治体も出てきました。農林水産省によると、1日迄に大阪府や兵庫県、徳島県などの沿岸を中心に延べ56海域で麻痺性貝毒が規制値を超え、出荷が1993年以降最多で、昨年同時期に比べて2.6倍のペースです。同省は4月、各都道府県に対して注意喚起を徹底するよう求める文書を出しました。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆(株)エム・フーズ 塩尻ミートセンター  アメリカ産豚肩ロースステーキの自主回収
発生日 : 5月1日 (火) 発表
原因食品等 : アメリカ産豚肩ロースステーキ2枚入:内容量約300g、3枚入:内容量約450g
要因 : 保存温度記載漏れのため
予防.対策 : 常温にて保存し、喫食した場合は健康被害の出る可能性がある為自主回収

◆ 和歌山県の菓子製造「柳商店」3店舗への不適正表示を確認、措置について
発生日 : 5月1日 (火) 発表
原因食品等 : 小売店3店舗に納入した菓子の賞味期限を、科学的・合理的根拠がなく延長し改ざんの上、販売した。
要因 : 確認、究明中
予防.対策 : 販売しようとするすべての食品に直ちに表示の点検を行い、不適正な表示を是正すること。不当表示の改善

<食中毒>

◆ 埼玉県春日部市の焼き肉店で飲食したで6人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 4月22日 (日)
発生場所.症状 : 同店で飲食をした7人中6人が下痢や発熱などの症状
原因物質 : 客4人と従業員3人からノロウイルスを検出
原因食品 : 焼き肉やサラダ、スープ、クッパなど
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 肉など食材の保管方法の確認、十分な加熱。

◆ 鹿児島県鹿屋市の飲食店で11人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 4月24日 (火)
発生場所.症状 : 同店を利用した客11人が下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 客8人と従業員1人の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 同店の食事
処分 : 5日間の営業停止
予防.対策 : 肉など食材の保管方法の確認、従業員の衛生管理徹底。

◆ 高知県土佐清水市の特別養護老人ホームで調理された給食を食べた30人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 4月27日 (金) ~4月28日 (土)
発生場所.症状 : 入所者や職員合わせて30人が下痢や嘔吐の症状
原因物質 : 入所者7人と調理担当2人の計9人からノロウイルスを検出
原因食品 : 老人ホームで調理された給食
処分 : 給食の調理を3日間停止
予防.対策 : 食品を十分に加熱する、トイレのあとや調理をする際には手洗いを徹底

◆ 福岡県筑後市のホテルの食事で112人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 4月20日 (金) ~4月22日 (日)
発生場所.症状 : 飲食した客男女108人と調理従事者4人が下痢などの症状
原因物質 : 11人からノロウイルスを検出。感染した調理従事者が二次汚染させた。
原因食品 : 同ホテルで調理された食事
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : 調理従事者の健康管理、検便の実施。トイレのあとや調理の際には手洗いを徹底する。

◆ 北海道旭川市内で53人、ノロウイルス感染相次ぐ
発生日 : 4月24日 (火) ~5月1日 (火)
発生場所.症状 : 旭川市内の医療機関で先月24日から1日までに入院患者19人と職員34人計53人がおう吐や下痢などの症状
原因物質 : うち11人からノロウイルスを検出
原因食品 : 調査中
処分 : -
予防.対策 : 医療機関に対して施設内の消毒など感染防止策を徹底するよう指導

◆ 和歌山県田辺市の飲食店 で食事をした3人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 4月21日 (土) ~4月22日 (日)
発生場所.症状 : 3人で食事をし、うち2人が腹痛、下痢等の症状。1人が入院
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : とり刺身、鶏鉄板焼きなど
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 加熱用の鶏肉を使用して生食及び加熱不十分な状態で料理を提供しない。

◆ 茨城県土浦市の飲食店で食事をした8人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 4月20日 (金)
発生場所.症状 : 1グループ11人のうち10人が下痢,発熱,腹痛などの症状
原因物質 : 4人の患者の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 焼き鳥ササミ、ねぎまなど
処分 : 営業禁止
予防.対策 : 生食及び加熱不十分な状態で料理を提供しない。食材の保管方法の確認

◆ 栃木県那須町のホテルで勉強合宿の高校生ら21人がウエルシュ菌による食中毒
発生日 : 4月30日 (月)
発生場所.症状 : 同ホテルで食事をした県内の高校生と教諭計299人のうち生徒21人が腹痛や下痢、発熱などの症状
原因物質 : 発症した生徒のうち17人と検査用の食品からウェルシュ菌を検出
原因食品 : 25日の夕食で提供された「豚の生姜焼き」が原因の可能性
処分 : 調理した厨房を衛生環境が改善されるまで営業禁止
予防.対策 : 前日調理しない。十分な加熱。

◆ 群馬県沼田市のスーパーマーケットで購入したカツオの刺し身でアニサキス食中毒
発生日 : 4月24日 (火)
発生場所.症状 : 同点で購入したカツオの刺し身を食べ、腹痛などの症状
原因物質 : アニサキス
原因食品 : カツオの刺身
処分 : -
予防.対策 : 目視での除去徹底