週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の注意事項(4月25日)

焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」のユッケ集団食中毒事件は、5人が死亡、石川、神奈川両県を含め4県で患者が181人に上った事件で、最初に被害が公表されてから、27日で5年になります。一部の被害者と、店の運営会社「フーズ・フォーラス」が、肉の納入業者「大和屋商店」に損害賠償を求めた訴訟の和解協議が20日、金沢地裁でありました。大和屋側が5月中旬までに、謝罪の方法や賠償金額などを盛り込んだ和解条件案を書面で示すことが決まったものの、5年たってもユッケを提供した側の責任が明確にならないことに、遺族は憤りを募らせています。
また、豚の肉や内臓を生で食べると感染することがあるE型肝炎の患者が、過去最高だった昨年を上回るペースで増えています。今年1月~4月3日までのE型肝炎患者数は106人で、前年の2.3倍で、特に北海道と、首都圏で目立っています。豚の生レバーや生肉の提供が昨年6月、食品衛生法で禁止されましたが、歯止めがかかりません。特に最近は、ジビエブームでイノシシやシカの肉などの人気も影響があるようです。これらも含め、生で食べないようにすること、十分な加熱の徹底をお願いします。

 

◆茨城県牛久市神谷の飲食店「鮨・旬の味 弥七」でアニサキスによる食中毒 (2016年4月25日)

発生日 : 4月15日(金)
発生場所・症状 : 16人のうち、男性1人が腹痛や嘔吐の症状
原因物質 : 男性の胃と提供されたヒラメの残りから寄生虫のアニサキス検出
原因食品 : 同店が提供したヒラメの刺し身、または寿司
処分 : 2日間の営業停止
予防・対策 : 加熱調理、生で食べる場合はマイナス20℃で24時間以上冷凍

 

◆東京都千代田区にある企業の社員食堂「竹橋錦町食堂」で、147人がノロウイルスによる食中毒 (2016年4月25日)

発生日 : 4月15日(金)
発生場所・症状 : 社員147人が下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 社員食堂が提供した食事に含まれていたノロウイルス
原因食品 : 社員食堂が提供した昼食
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 原材料の保管温度徹底と十分な加熱と調理担当者の健康管理、手洗いの励行

 

◆奈良県天理市立朝和小で、ロタウイルス、ノロウイルスによる食中毒 (2016年4月25日)

発生日 : 4月19日(火)
発生場所・症状 : 1~6年の児童29人が下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 2人からロタウイルスを、1人からノロウイルスを検出
原因食品 : 教職員の発症はなく、食中毒の可能性は低いという。
処分 : 2日間学年閉鎖
予防・対策 : この時期乳幼児の下痢の要因はロタウイルスが多い。

 

◆岩手県葛巻町の老人福祉施設でノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生 (2016年4月25日)

発生日 : 4月3日(日)
発生場所・症状 : 施設利用者18人と職員8人が吐き気、下痢など。
原因物質 : 5人からノロウイルスを検出
原因食品 : 施設の食事による食中毒の可能性は否定
処分 : –
予防・対策 : 二次汚染への注意喚起。

 

◆千葉市稲毛区穴川町の有料老人ホーム「ベストライフ稲毛」で11人がサルモネラ菌による食中毒 (2016年4月25日)

発生日 : 4月3日(日)
発生場所・症状 : 11人が下痢や発熱
原因物質 : うち5人からサルモネラ菌を検出
原因食品 : 「アスモフードサービス」が提供した食事が原因
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 肉、卵の75℃1分間以上の十分な加熱

 

◆高知市春野町芳原のホテル「SP春野」で男性客54人がカンピロバクターによる食中毒 (2016年4月25日)

発生日 : 4月4日(月)
発生場所・症状 : 4日の夕食と5日の朝食を食べた男性客54人が腹痛や発熱などの症状
原因物質 : うち29人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 29人から食中毒の原因菌「カンピロバクター」が検出
処分 : 6日間営業停止。食中毒で、3月に4日間の営業停止処分を受けていた。
予防・対策 : 肉の鮮度管理徹底と十分な加熱、衛生管理意識向上

 

◆京都府久御山町の飲食店「きん太総本店」で、25人がロウイルスによる食中毒 (2016年4月25日)

発生日 : 4月10日(日)
発生場所・症状 : 25人が下痢や発熱などの症状
原因物質 : うち12人の便からノロウイルスを検出
原因食品 : 同店のお好み焼きや鉄板焼きの可能性
処分 : 3日間の営業停止
予防・対策 : 原材料の保管温度徹底と十分な加熱と調理担当者の健康管理、手洗いの励行

<違反食品・自主回収、異物混入等>

<食中毒>