週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(10月16日)

今週の注意事項・・・ノロウイルスによる111人の大規模な食中毒が発生しました。10月から増加しはじめるノロウイルスによる食中毒に注意を祓ってください。 先週から山形県鶴岡、酒田両市内で拡大しているサルモネラ菌の感染で10日、新たに鶴岡市の男性2人の感染が確認され、感染者はこれで34人に上りました。最初の発症者の確認から約1ヵ月となり、県は菌の種類などから食中毒が原因の可能性があるとみて調査を進めています。

 高知市の病院で調理された給食を食べた入院患者と職員計111人が下痢や発熱などの症状を訴え、高知市はノロウイルスによる食中毒と見て原因の特定を進めています。これまでのところ重症者はいないということです。
 10日、高知市新本町の土佐病院から「入院患者と職員が下痢や発熱などの症状を訴えている」と連絡があり、保健所が調べたところ、8日の昼に病院内で調理された給食を食べた10代~90代までの入院患者99人と職員12人の合わせて111人が症状を訴え、このうち3人からノロウイルスが検出されました。年間の食中毒要因で、最も患者数の多いのがノロウイルスです。感染者が大規模に拡大することが多く、年間患者数の約50%を占めていて、ウイルスは、低温で乾燥した環境に長く生息するため、10〜2月に多く発生します。過去のノロウイルスによる食中毒の約7割で原因食品の特定ができていませんが、ウイルスに感染した食品取扱者を介して食品が汚染されたことが原因となっている場合が多いといわれています。特定できているもので多いのは、ノロウイルスに汚染された二枚貝によるものです。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆山形県「神町食品」アレルギー表示漏れでそばつゆを自主回収
発生日 : 10月5日 (木)
原因食品等 : 自社製造のそばつゆ(270ミリリットル)
混入異物 : アレルギー物質の「小麦」の表示が欠け、賞味期限も未記載
対策等 : 自主回収
 対象は合成樹脂製の容器に入った商品で、今年8月1日~10月4日に自社店舗で販売した。店頭POPで告知している。村山保健所の指摘で分かった。

◆「伊藤ハム」レトルト惣菜 中身腐敗で自主回収
発生日 : 10月13日 (金) 告知
原因食品等 : 「レンジでごちそう グリルチキン ガーリック・完熟トマト仕立て200g」
混入異物 : 買い物客から「袋がぱんぱんに膨れている」と指摘。加熱不足による中身の腐敗の可能性
対策等 : 自主回収・品質管理体制の強化
 回収対象は、賞味期限が2017年12月10日と、同12日の商品計3570個。包装日は異なるが、腐敗していた商品と同じ日に精造した。原因は調査中だが、加熱不足などが考えられるという。

<食中毒>

◆先週起きた山形県でのサルモネラ菌感染、食中毒の可能性。新たに鶴岡で2人を確認
発生日 : 9月10日 (日)
発生場所.症状 : 新たに鶴岡市の男性2人の感染を確認、計34人
原因物質 : サルモネラ菌(サルモネラエンテリティディス)
原因食品 : 調査中(食中毒の可能性が高い)
処分 : -
予防.対策 : 調理前の手洗い、肉や卵の十分な加熱

◆高津見高知市の病院で病院給食を食べた入院患者ら111人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 10月8日 (日)
発生場所.症状 : 入院患者99人と職員12人の計111人が下痢や発熱などの症状
原因物質 : 3人からノロウイルスを検出
原因食品 : 野菜サンド、高菜のスクランブルエッグ、牛乳、梨など。食材や調理過程などを調査中
処分 : 4日間病院内での調理業務停止
予防.対策 : 調理を担当する職員の衛生管理徹底。調理器具は十分に洗浄し次亜塩素酸Na等で消毒する。

◆愛知県名古屋市の居酒屋で食事をした36人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 10月4日 (水) ~10月5日 (木)
発生場所.症状 : 客54人のうち36人が下痢や発熱などの症状
原因物質 : 客24人からノロウイルスを検出(調理者2人を含む従業員4人からもノロウイルスを検出)
原因食品 : 10月4日、5日夜に提供されたコース料理
処分 : 営業禁止
予防.対策 : 症状があるときは調理に従事しない。調理器具は十分に洗浄し次亜塩素酸Na等で消毒する。

◆山口県周南市の飲食店で食事をした39人がノロウイルスによる食中毒
発生日 : 9月29日 (金) ~9月30日 (土)
発生場所.症状 : 料理を喫食した39人が下痢、発熱、嘔吐などの症状
原因物質 : ノロウイルス
原因食品 : 鴨のロース、赤鶏の生ハム、砂肝焼き、サラダなど
処分 : 4日間の営業停止
予防.対策 : 施設内外の清掃・消毒及び食品衛生管理の改善徹底

◆埼玉県川越市の焼鳥店で食事をした8人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 9月30日 (土)
発生場所.症状 : 男女8人が下痢や腹痛などの症状
原因物質 : 4人からカンピロバクターを検出
原因食品 : 同店の料理
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : "原料の冷蔵保管と調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理教育徹底

◆東京都武蔵村山市の飲食店で食事をした3人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 9月2日 (土) 10/11公表
発生場所.症状 : 9月4日から患者3人が発熱、下痢等の症状
原因物質 : カンピロバクター
原因食品 : 串焼き、馬刺しとルッコラのサラダ、ササミのフリット、トリュフオムレツなど
処分 : 7日間の営業停止
予防.対策 : "原料の冷蔵保管と調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理教育徹底

◆埼玉県草加市の飲食店で食事をした4人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 10月1日 (日)
発生場所.症状 : 男性4人が下痢や腹痛などの症状
原因物質 : 4人の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 鶏刺しやサラダ、馬刺しなど
処分 : 3日間の営業停止
予防.対策 : 鶏肉の生食注意。また、調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理教育徹底

◆茨城県古河市の居酒屋で食事をした17人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 9月29日 (金) ~9月30日 (土)
発生場所.症状 : 男女17人が下痢や腹痛、発熱などの症状
原因物質 : 患者の便などからカンピロバクターを検出
原因食品 : 鶏刺しや鶏レバーなど,未加熱及び加熱不十分の食肉
処分 : 営業禁止
予防.対策 : 鶏肉の生食注意。また、調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理教育徹底

◆大阪府南河内郡の焼鳥店で食事をした5人がカンピロバクターによる食中毒
発生日 : 9月29日 (金)
発生場所.症状 : 食中毒の症状
原因物質 : カンピロバクターを検出
原因食品 : 当該施設で提供された食事(鶏の刺身を含む)
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : 鶏肉の生食注意。また、調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理教育徹底

◆静岡県静岡市の飲食店で食事をした5人がヒスタミンによる食中毒
発生日 : 10月7日 (土)
発生場所.症状 : 顔面の発赤、頭痛、眼の充血などの症状
原因物質 : ヒスタミン
原因食品 : 当該施設にて調理提供されたネギトロ丼
処分 : 営業禁止(11日解除)
予防.対策 : 冷蔵保存が重要(冷蔵中はヒスタミン増殖、生成が抑えられる)。赤身魚は要注意。

◆千葉県千葉市の飲食店で食事をした1人がアニサキスによる食中毒
発生日 : 10月1日 (日)
発生場所.症状 : 1人が胃痛、嘔吐、吐き気の症状
原因物質 : 食事にアニサキスが寄生
原因食品 : しめさば
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : 加熱調理の徹底またはマイナス20℃で24時間以上冷凍、目視での除去、細かく刻む。

◆岩手県奥州市保健所管轄の幼稚園でO111感染の集団発生
発生日 : 10月6日 (金)発表
発生場所.症状 : 9月30日に3才の園児が下痢で医療機関を受診
原因物質 : 受診した園児からO111を検出、5日迄に園児と家族の計16人が感染
原因食品 : 経口感染で食べ物や細菌保持者からの二次感染の可能性が高い。
処分 : 2日間の営業停止
予防.対策 : 消毒や手洗いの徹底などの二次感染予防