週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(9月11日)

今週の注意事項…埼玉、群馬両県の惣菜販売店で検出されたO157と同型の菌が、感染源を特定できないまま関西など11都県に広がっています。また、新たな加工食品の原料原産地表示制度を定めた食品表示基準の一部を改正する内閣府令(平成29 年内閣府令第43 号)が公布・施行されました。

厚労省によると、埼玉、群馬県の患者から検出されたのは、「VT2」と呼ばれる毒素を出すタイプのO157。このタイプによる患者の報告件数は8月14~20日の1週間で計144件にのぼり、過去5年で最も流行した昨年8月15~21日の123件を超えたことがわかりました。さらに、国立感染症研究所の検査の結果、東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、長野、新潟、滋賀、三重、香川の計11都県の患者から検出された菌が遺伝子型まで一致したため、基本的には同一の感染源だと考えられますが、患者の動きや食材の情報などをきちんと調査して判断することが重要です。いずれにしても、トイレの後の手洗いや次亜塩素酸Na溶液での殺菌、冷蔵庫での保管と75℃1分間以上の加熱殺菌、調理器具の洗浄殺菌と使用区分の明確化を徹底してください。マニュアルがあっても、守らなければ意味がありません。
9/1に、新たな加工食品の原料原産地表示制度を定めた食品表示基準の一部を改正する内閣府令(平成29 年内閣府令第43 号)が公布・施行されました。今回の改正案は、「すべての加工品」への原料原産地表示をすることと広範囲における例外表示が認められることがポイントです。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆東京都はホタテ貝柱(生食用)から腸炎ビブリオ検出したため、販売者に回収保管指示
発生日 : 9月5日 (火) 指示
原因食品等 : ホタテ貝柱(生食用) 消費期限:2017年9月1日   採捕年月日:17.8.28  製造年月日:17.8.28
混入異物 : 腸炎ビブリオ最確数 検体1gにつき150を検出(100以下が基準)
対策等 : 回収・保管指示
(生食用鮮魚介類の成分規格:食品衛生法第11条第2項- 腸炎ビブリオ最確数は、検体1gにつき100以下でなければならない)東京都は、不利益処分等の内容及び措置状況 9月5日、販売者に対し、文書により当該品の回収・保管を指示した。

◆東京都はアオヤギ貝柱(生食用)から腸炎ビブリオ検出したため、販売者に回収保管指示
発生日 : 7月21日 (金) ~7月22日 (土)
原因食品等 : ホタテ貝柱(生食用) 消費期限:2017年9月1日   採捕年月日:17.8.28  製造年月日:17.8.28
混入異物 : 腸炎ビブリオ最確数 検体1gにつき150を検出(100以下が基準)
対策等 : 回収・保管指示
(生食用鮮魚介類の成分規格:食品衛生法第11条第2項- 腸炎ビブリオ最確数は、検体1gにつき100以下でなければならない)東京都は、不利益処分等の内容及び措置状況 9月5日、販売者に対し、文書により当該品の回収・保管を指示した。

◆リンガーハットは「卵」表示漏れで、「冷凍チャーハン」を回収 
発生日 : 9月6日 (水)
原因食品等 : 冷凍食品「リンガーハットのチャーハン」
混入異物 : アレルギー物質の「卵」の表示が抜けていた。使用していない「鶏肉」の表記もあった。
対策等 : 約3万個を自主回収すると発表
対象となる商品は、賞味期限が2018年5月12日~同年8月8日の商品。今年5月31日~9月2日に店舗やインターネットなどで販売した。現時点で健康被害の報告はないという。同社社員が2日に気づいた。

<食中毒>

◆埼玉県所沢市の焼肉店で食事をした7人が腸管出血性大腸菌O157による食中毒
発生日:8月12日(土)~8月15日(火)
発生場所.症状:男女7人が下痢や腹痛などの症状
原因物質:4人から腸管出血性大腸菌O157を検出
原因食品:ローストビーフや焼き肉盛り合わせなど
処分:3日間の営業停止
予防.対策:原料の管理状態確認と調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理徹底

◆愛知県岡崎市の焼肉店で食事をした10人が腸管出血性大腸菌O157による食中毒
発生日:8月20日(日)
発生場所.症状:男女7人が下痢などの症状
原因物質:6人から腸管出血性大腸菌O157を検出、症状はないが他に4人から菌を検出
原因食品:同店の食事
処分:営業禁止、(同日は142組が飲食、今後、患者数が増える可能性もある。)
予防.対策:原料の管理状態確認と調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理徹底

◆長野県佐久市の焼肉店で食事をした4人が腸管出血性大腸菌O157による食中毒
発生日:8月19日(土)~8月20日 (日)
発生場所.症状:男女4人が下痢や腹痛などの症状
原因物質:4人の便から腸管出血性大腸菌O157を検出
原因食品:同店の食事。生の肉と焼いた後の肉を扱うトングを使い分けていなかった。
処分:3日間の営業停止
予防.対策:調理器具の殺菌消毒の徹底、従業員の衛生管理徹底

◆宮崎県宮崎市の大学の寮で食事をした85人が下痢原性大腸菌による食中毒
発生日:8月27日(日)~8月31日(木)
発生場所.症状:生徒ら85人が腹痛や下痢などの症状
原因物質:13人の便から下痢原性大腸菌を検出
原因食品:寮の食堂で調理された飲食物
処分:3日間食事の提供を停止
予防.対策:手洗い、調理器具の洗浄・殺菌、原料の鮮度管理徹底と肉の十分な加熱

◆静岡県富士市の飲食店で食事をした8人がサルモネラ菌による食中毒
発生日:8月30日(水)
発生場所.症状:85人が下痢や発熱等の症状
原因物質:5人からサルモネラ菌を検出
原因食品:タチウオやヒラメの刺し身
処分:営業禁止
予防.対策:手洗い、調理器具の洗浄・殺菌、原料の鮮度管理徹底と十分な加熱

◆兵庫県姫路市の飲食店で食事をした37人がサルモネラ菌による食中毒
発生日:8月24日(木)
発生場所.症状:男性37人が下痢や発熱などの症状
原因物質:従業員1人と患者5人からサルモネラO7を検出
原因食品:すしや刺し身など(魚からはあり得ない。)
処分:3日間の営業停止
予防.対策:手洗い、調理器具の洗浄・殺菌、原料の鮮度管理徹底と十分な加熱

◆大阪府大阪市の飲食店で食事をした5人がカンピロバクターによる食中毒
発生日:9月5日(火)公表
発生場所.症状:食中毒症状
原因物質:カンピロバクターを検出
原因食品:コース料理(調査中)
処分:1日間の営業停止
予防.対策:手洗い、調理器具の洗浄・殺菌、原料の鮮度管理徹底と十分な加熱

◆大阪府八尾市の飲食店で食事をした4人がカンピロバクターによる食中毒
発生日:8月20日(日)
発生場所.症状:食中毒症状
原因物質:カンピロバクターを検出
原因食品:鶏の湯引き等
処分:3日間の営業停止
予防.対策:原料の鮮度管理徹底と十分な加熱

◆佐賀県三養基郡の居酒屋で食事をした9人がカンピロバクターによる食中毒
発生日:8月20日(日)
発生場所.症状:男性7人が食中毒の症状
原因物質:4人からカンピロバクターを検出
原因食品:地鶏たたきなど(「加熱用」と記載されていた鶏肉を鶏刺しなどとして調理、提供していた)
処分:3日間の営業停止
予防.対策:加熱用は生食で提供しない。75℃1分以上の加熱徹底

◆北海道釧路市の飲食店で食事をした2人がカンピロバクターによる食中毒
発生日:8月19日(土)
発生場所.症状:2人が下痢、腹痛、悪寒等 の症状
原因物質:カンピロバクターを検出
原因食品:8月17日(木)に提供した食事
処分:3日間の営業停止
予防.対策:施設設備及び器具等の清掃・消毒の徹底、調理従事者に対する衛生教育の実施

◆和歌山県紀の川市の飲食店で食事をした7人が腸炎ビブリオによる食中毒
発生日:9月3日(日)
発生場所.症状:7人が吐き気や下痢などの症状
原因物質:腸炎ビブリオ
原因食品:カンパチや赤貝などの造りやすし、天ぷらなど
処分:3日間の営業停止
予防.対策:魚介類の鮮度管理、水道水などで洗浄と加熱徹底

◆神奈川県小田原市の飲食店で会食をした1人がアニサキスによる食中毒
発生日:9月3日(日)
発生場所.症状: 腹痛、嘔吐、下痢など の症状
原因物質:アニサキス
原因食品:刺身(サンマ、シメサバ)
処分:2日間の営業停止
予防.対策:目視確認、内臓の素早い除去、細かく刻む。

◆千葉県船橋市の寿司店で食事をした1人がアニサキスによる食中毒
発生日:8月26日(土)
発生場所.症状:にぎり寿司を食べた男性が腹痛を訴えて入院
原因物質:アニサキス
原因食品:カツオやアジなどのにぎり寿司
処分:3日間の営業停止
予防.対策:目視確認、内臓の素早い除去、細かく刻む、もしくは冷凍、加熱。

◆茨城県大洗町の保育園で感染性胃腸炎の集団発生(学校等欠席者・感染症情報システムで探知)
発生日:8月24日(木)~8月30日 (水)
発生場所.症状:園児・職員計35人が嘔吐・下痢等の症状
原因物質:9人の検体からノロ ウイルス を検出
原因食品:不明
処分:-
予防.対策:園児及び職員の健康観察徹底 園児及び職員の健康観察徹底、手洗い、嘔吐物の処適切な処理徹底