週間品質管理情報(違反食品や自主回収、異物混入、食中毒情報)

今週の品質管理情報(9月4日)

今週の注意事項…O157は夏場、特に8月を中心に例年多発しますが、今年は9月に残暑が厳しくなると予想されていますので警戒が必要です。埼玉県熊谷市の惣菜店が販売した「ポテトサラダ」O157食中毒は、他店での感染者が更に増加し、23人になっています。 (2017年9月4日)

O157の感染が、全国で相次いで発生してます。埼玉県や群馬県内の惣菜店で購入したポテトサラダを食べた人が感染。横浜市の焼き肉店や滋賀県の料理店、津市の介護老人保健施設でも、利用者の感染が確認されました。O157は夏場、特に8月を中心に例年多発しますが、今年は9月に残暑が厳しくなると予想されているので、警戒が必要です。群馬県前橋市内の惣菜店「でりしゃす六供店」で販売されていたポテトサラダ以外のサラダを食べた5人からもO157が確認されました。共通して食べられたものはポテトサラダのみということですが、患者はあわせて23人に増えました。店では、肉と魚を同じ包丁やまな板で調理したり、使用期限切れの消毒液などを使用したりしていたということで、市は、衛生管理上問題があったとして、3日間の営業停止処分としました。

<違反食品・自主回収、異物混入等>

◆愛知県名古屋市の「ミスタードーナツ」217点自主回収 鉛筆片混入か (2017年9月4日)
発生日 : 8月25日(金)
原因食品等 :「ポン・デ・リング」「ポン・デ・黒糖」「ポン・デ・ストロベリー」「ポン・デ・もちもちきなこ」「ポン・デ・エンゼル」の5種
混入異物 : 木片のようなものが見つかった。調理場内で使っていた製造記録用の鉛筆の可能性
<対策等>自主回収
回収した商品内から木片のようなものが見つかったという。同店の調理場内で使っていた製造記録用の鉛筆が無くなっていることから、製造の際にこの鉛筆が紛れ込んだ可能性があるという。「管理を徹底し、再発防止する」

◆千葉県山武市の養鶏場で出荷された鶏卵から食品衛生法の基準値を超す残留医薬品を検出 (2017年9月4日)
発生日 : 7月21日(金)~7月22日(土)
原因食品等 : 7/21に出荷した10個入り90パックと、同月22日に出荷した無包装の約950キロの製品
混入異物 : 「スルファモノメトキシン(サルファ剤)」という動物用医薬品
<対策等>回収指示
動物の抗菌などの効能があり、飼料に混ざっていたものとみられる。検出された数値は「人に健康被害を及ぼすレベルではない」としており、現時点で健康被害の報告はないという。

<食中毒>

◆東京都中野区の弁当店が製造・配達した弁当を食べた110人が食中毒を発症 (2017年9月4日)
発生日 : 8月8日(火)~8月14日(月)
発生場所・症状 : 635食を食べた人のうち、110人が腹痛や発熱などの症状
原因物質 : 調査中
原因食品 : 原因は調査中だが、共通したメニューの「和風のりパスタ」と「オクラとちくわのあえ物」の可能性高。
処分 : 5日間の営業停止
<予防・対策>原料の管理状態確認と調理時の十分な加熱、従業員の衛生管理徹底

◆岡山県津島市と美作篠原系列焼肉2店で食事をした6人が腸管出血性大腸菌O157による食中毒 (2017年9月4日)
発生日 : 8月8日(火)~8月14日(月)
発生場所・症状 : 男女7人が下痢や発熱などの食中毒症状
原因物質 : 6人から腸管出血性大腸菌O157を検出
原因食品 : 同一業者から仕入れた肉のほか、キャベツや冷麺、ビビンバ
処分 : 両店を5日間の営業停止
<予防・対策>肉の鮮度管理、仕入れ先の管理状態確認と喫食時肉の十分な加熱

◆水戸市の飲食店で加熱用レバーを牛レバ刺しとして提供、女性から腸管出血性大腸菌O157検出 (2017年9月4日)
発生日 : 8月18日(金)
発生場所・症状 : 女性が救急搬送
原因物質 : 腸管出血性大腸菌O157を検出
原因食品 : 加熱用レバーを牛レバ刺しとして提供、特定はできていない。
処分 : 4日間の営業停止
<予防・対策>
食品衛生法で牛のレバーを生食用として販売・提供することは禁止。十分な加熱

◆滋賀米原市の飲食店の仕出し弁当で3人が腸管出血性大腸菌O157による食中毒 (2017年9月4日)
発生日 : 8月8日(火)
発生場所・症状 : 女性3人が腹痛や下痢、発熱の症状、うち2人が入院
原因物質 : 2人の便及び賄い食を喫食していた従業員の便から腸管出血性大腸菌O157を検出
原因食品 : 鱒ごはん(大葉のせ)等
処分 : 2日間の営業停止
<予防・対策>手洗い、調理器具の洗浄・殺菌、原料の鮮度管理徹底と肉の十分な加熱

◆岐阜県高山市のホテルで合宿中の高校生ら104人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年9月4日)
発生日 : 8月20日(日)~24日(木)
発生場所・症状 : 高校生を含む生徒104人が下痢や発熱などの症状
原因物質 : 9人の生徒からカンピロバクターを検出
原因食品 : 同ホテルの料理
処分 : 営業禁止
<予防・対策>肉や卵は十分に加熱、施設の清掃、消毒の徹底、2次汚染に注意

◆滋賀県近江八幡市の飲食店で会食をした7人がカンピロバクターによる食中毒 (2017年9月4日)
発生日 : 8月14日(月)~15日(火)
発生場所・症状 : 7人が下痢や腹痛、発熱等の症状
原因物質 : 患者の便からカンピロバクターを検出
原因食品 : 鶏肉たたき、鶏レバーたたきなど
処分 : 3日間の営業停止
<予防・対策>鶏肉の生食注意、十分な加熱調理

◆東京都文京区東京ドームシティ内の飲食店で食事をした4人が黄色ブドウ球菌による食中毒 (2017年9月4日)
発生日 : 8月16日(水)
発生場所・症状 : 客4人が体調不良
原因物質 : 黄色ブドウ球菌を検出
原因食品 : 当該施設で調理提供された食事
処分 : 3日間の営業停止
<予防・対策>従業員の傷、膿の確認及び調理作業禁止、原材料の速やかな冷蔵保管

◆広島県呉市老人ホーム一橋庵別館で給食店の弁当を食べた12人が黄色ブドウ球菌による食中毒 (2017年9月4日)
発生日 : 8月21日(月)
発生場所・症状 : お年寄りと職員計12人が下痢や嘔吐などの症状
原因物質 : 症状を訴えた人や夕食の残りなどから黄色ブドウ球菌を検出
原因食品 : 幕の内弁当(マグロ・ヒラメの刺身、天ぷら、出し巻、サーモン焼物、エビ煮等)
処分 : 営業禁止
<予防・対策>
従業員の傷、膿の確認及び調理作業禁止、原材料の速やかな冷蔵保管

◆島根県出雲市の飲食店で会食をした15人が腸炎ビブリオによる食中毒 (2017年9月4日) 発生日 : 8月20日(日)
発生場所・症状 : 15人が下痢、腹痛等の症状
原因物質 : 腸炎ビブリオ
原因食品 : 8月20日に提供した食事
処分 : 5日間の営業停止
<予防・対策>魚介類の扱いに注意、冷蔵保管徹底。調理従事者の衛生教育徹底。

◆石川県金沢市の料理店で食事をした1人がアニサキスによる食中毒 (2017年9月4日)
発生日 : 8月26日(土)
発生場所・症状 : 3人のうち2人が下痢や嘔吐などの症状、他に38人が持ち帰りすしを食べた20人が同様の症状
原因物質 : アニサキスを検出
原因食品 : 〆サバ
処分 : 1日間の営業停止
<予防・対策>
目視での除去、冷凍保管

◆千葉県富里市の寿司店で食事をした1人がアニサキスによる食中毒 (2017年9月4日)
発生日 : 8月12日(土)
発生場所・症状 : 食事した男性が胃痛や嘔吐の症状
原因物質 : アニサキス 原因食品 : 寿司(シメサバ、イワシ、シンコ)等
処分 : 2日間の営業停止
<予防・対策>冷凍保存、目視での除去